櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

「 『教育』が危ない 」

教育」の検索結果: 49
2007.03.01 (木)

「 『教育』が危ない 」

『週刊新潮』 2007年3月1日号 日本ルネッサンス 第253回   [拡大版] 第一回 現代のアンタッチャブル「教育局」の重罪   安倍晋三首相が内閣の最重要課題と位置づける教育再生は、巨大な官僚組織との戦いである。だれも責任を取らない悪しき慣例主義に沈み込んだ小官僚集団を変えていくことが、教育再生の鍵となる。 後に詳述するが、教育を実際に動かしているの…

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2007.02.03 (土)

「 知識の教え惜しみで子どもは栄養不良 安倍政権のゆとり教育見直しを評価する 」

『週刊ダイヤモンド』     2007年2月3日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 676 今月18日に明らかにされた教育再生会議の第一次報告案は、教育立て直しの力強い一歩となるだろう。安倍晋三首相が力を注いだ教育再生の柱は、「ゆとり教育の見直し」と「教員免許更新制度の導入」である。 かつてゆとり教育を行った米国は、子どもたちの学力低下に驚き、素早く「しっかり教える」…

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2006.12.09 (土)

「 いじめ・不登校・校内暴力ゼロを“花づくり”で実現した旧真田町 」

『週刊ダイヤモンド』     2006年12月9日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 669     今、大人たちは、子供の犯罪やいじめを前に、なす術を失っているかのようだ。けれど、かつての私たちはそれを抑制できていた。ならば、現在の私たちにも出来ないはずはない。 ここに紹介する例は、子供の犯罪やいじめに学校が取り組み、成功した具体例である…

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2006.11.25 (土)

「 いじめには負けない強さを持つしかない 大人社会ではよりひどいじめが待

『週刊ダイヤモンド』   2006年11月25日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 667 子供たちの自殺が続き、大人たちの狼狽が続く。私たちはいったい どうしたら幼い人たちの自殺の連鎖を止めることができるのか。大人はいかにして、この種の事態を前に、自信を持って子供たちを指導できるのか。 いじめによる自殺が起これば、それは第一義的に学校の責任で、校長や担任教師の指導に欠…

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2006.11.11 (土)

「 高校の必修科目“未履修・改竄”発覚で露呈した歴史授業軽視教育の欠陥構造 」

『週刊ダイヤモンド』    2006年11月11日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 665 「ミリシュウ」という耳なれない語が連日報道されている。全国にわたる多数の高校で、卒業に必要な必修科目を、受験勉強を優先するあまり学んでいなかった、未履修だったというのだ。 教育問題の根は深い。今回の未履修問題にもいくつもの側面がある。その第一が、未履修科目が世界史に集中してい…

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2006.05.25 (木)

「 理想と現実の狭間の教育基本法 」

『週刊新潮』 '06年5月25日号 日本ルネッサンス 第215回 憲法改正とともに教育基本法の改正が焦眉の急である。過日与党の改正案が出され、かねて注目されていた愛国心について、そこには「我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊敬し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」と書かれていた。「愛国心を養う」と書けず、「愛する態度を養う」と表現したのは、自民、公明両党の連立から生ずる苦渋の折…

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2006.02.04 (土)

「 なにか間違ってはいないか? 『待機児童ゼロ作戦』で急速に進む子育ての外注化 」

『週刊ダイヤモンド』    2006年2月4日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 627 子どもたちの教育問題の終着点は、結局親の問題だと気づいた人びとが今取り組んでいるのが、「親学」である。現在、6つの府県が親教育の実施を考慮中であることは先週お伝えした。 日本に紹介された海外の親学や子育てのテキストを読むと、じつに具体的に問題の解決法が書かれてはいるものの、よくよく考えれ…

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2006.01.28 (土)

「 教育問題の根源は親にあり “親業教育”に多くを示唆する会津藩『日新館』の優れた教え 」

『週刊ダイヤモンド』    2006年1月28日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 626 日本の教育でいちばんの問題が、じつは親たちにあるということは、教育の実情を取材してみると意外に容易に見えてくる。むろん、子どもたちの非行や不登校、学力低下の責任が親だけにあるわけではない。しかし、少なくとも、親が主要原因の一つであることは確かだろう。 米国では早くも1960年代か…

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2006.01.07 (土)

「 学校給食の改善だけで非行をゼロにした小中学校 教育長が実践した“食育”とは 」

『週刊ダイヤモンド』    05年12月31日・06年1月7日合併号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 623 師走も押し詰まってから、よい話を聞いた。長野県小県(ちいさがた)郡真田(さなだ)町を訪ねたときのことだ。 真田町には、歴史が色濃く息づいている。新幹線の上田駅から町に向かうあいだにも、武田信玄が村上義清を相手に戦い、1ヵ月間も陣を構えてなお落とせなかった、砥石という…

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2005.04.16 (土)

「 思い込みの責任は誰が取るか 教科書報道に見る歪められた竹島領有権問題の歴史的事実 」

『週刊ダイヤモンド』    2005年4月16日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 588 4月6日、文部科学省による中学校用教科書の検定結果が発表された。発表当日の夜のニュース番組でも、翌日の新聞報道でも、一様に「新しい歴史教科書をつくる会」の主導で扶桑社が発行する歴史教科書、とりわけ竹島領有権問題が焦点の一つとなっていた。 興味深かったのはその報じられ方だ。たとえばテレビ朝日…

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