櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

「 ライス新国務長官の世界戦略 」

国防」の検索結果: 162
2004.12.23 (木)

「 ライス新国務長官の世界戦略 」

『週刊新潮』 '04年12月23日号 日本ルネッサンス 第146回 1月に2期目に入るブッシュ政権の対外政策の担い手、コンドリーザ・ライス新国務長官の考え方を鮮烈にまとめた論文がある。2000年1・2月号の『フォーリン・アフェアーズ』誌に掲載された「国益追求」(Promoting the National Interest)である。世界の指導者層にとって必読の書といわれる外交専門誌でラ…

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2004.11.13 (土)

「 米軍再編成の波を賢くとらえどれだけ自立した防衛力を持ちうるかが早急な課題 」

『週刊ダイヤモンド』    2004年11月13日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 567   米国の次期大統領にブッシュ氏が再選された。二期目のブッシュ政権は、いよいよ米軍の再編成に力を入れるだろう。それをどのように受け止めるかによって、日本の未来が決定されるといっても過言ではない。それは、日本が自立したまともな民主主義国になるか、それとも、自立できずに米国や中国など“大国”…

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2004.11.04 (木)

「 米国の戦略を日本のために使え 」

『週刊新潮』 2004年11月4日号 日本ルネッサンス 第139回 いま、米陸軍第一軍団司令部の日本への移転問題が論じられている。外務省は拒否しているが、その反応は未熟ではないか。また、理屈にも合っていないのではないか。 外務省は第一軍団司令部の座間基地への移行は、日米安保条約第6条に抵触するとして難色を示しているのだが、もっと広く高い視点から日米安保体制を戦略的にとらえることが必要である。…

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2004.08.14 (土)

「 戦争孤児の実話に基づいた一冊の絵本が投げかける“国民を守る”ことの意味 」

『週刊ダイヤモンド』    2004年8月14・21日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 555 『金のひしゃく 北斗七星になった孤児たち』という絵本がある。増田昭一氏の作で、財団法人中国残留孤児援護基金が今年3月に出版した。 涙なしには読めないこの絵本の物語は、実話に基づいている。日本が敗戦した1945年の秋、増田氏は満州新京敷島地区の難民収容所にいた。そこには多くの孤児た…

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2004.07.01 (木)

「 サマワ帰国『番匠群長』の笑顔 」

『週刊新潮』 2004年7月1日号 日本ルネッサンス  第122回 7月以降イラク統治の最高責任者となる暫定政権のヤワル大統領は、先のシーアイランド・サミットで「イラク国民が最も歓迎しているのは日本の自衛隊だ」と述べた。「武士道の国の自衛官」の仕事振りは、イラク国民によって受け入れられ、絶賛されたのだ。 イラクでの米軍人の犠牲者はすでに800人を超えた。4月をピークに5月、6月と犠牲者…

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2004.06.24 (木)

「 軍事に劣らぬ米国の外交力 」

『週刊新潮』 2004年6月24日号 日本ルネッサンス  第121回 「米仏関係はエリザベス・テーラーとリチャード・バートンの関係と同じ。いつでもくっついたり離れたりする」 米国のCNNが伝えたように、6月上旬の両国の動きは、この1~2年続いていた冷たい関係が、双方の国益を軸に大きく変化し、新たな協力関係に入ったことを示している。イラク統治の混乱で躓いたかにみえた米国の外交が鮮やかに凄…

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2004.06.10 (木)

「 イラクで国際社会の流れをよめ 」

『週刊新潮』 2004年6月10日号 日本ルネッサンス  第119回 『ネオコンの論理』で知られるカーネギー国際平和財団の上級研究員、ロバート・ケーガン氏は、イラク問題をきっかけに生じた米欧間の深刻な亀裂について警告する。 同氏の主張を敢えて一言でいえば、唯一の超大国となった米国は、軍事的な問題解決能力があるからこそ、テロリズムの脅威を脅威と認めて対応しようとする。反対に欧州がテロは脅…

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2004.05.22 (土)

「 欧州の米国批判とその真意 日本にも他人事ではない米国が直面する岐路の深刻さ 」

週刊ダイヤモンド   2004年5月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 543 「 欧州の米国批判とその真意 日本にも他人事ではない米国が直面する岐路の深刻さ 」 米英軍によるイラク人捕虜虐待のおぞましい映像。テロリスト勢力による米国民間人のこれまたおぞましい殺害の映像。誰しもイラク情勢の展望を懸念する。 『ネオコンの論理』(光文社)で知られる米国のカーネギー国際平和財団上級…

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2004.05.01 (土)

「 3人の沈黙は何を意味するか はき違えてはならない『自己責任』論の本来の矛先」

週刊ダイヤモンド   2004年5月1・8日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 541 イラクで人質になった3人が帰国し、無言のまま、故郷に戻っていった。飛行場での映像には、解放後にイラクで見せていた笑顔も見られなかった。そして福田康夫官房長官や川口順子外務相の、「1人ひとりが責任を自覚してほしい」との3人を諭すような言葉が伝えられた。 全体的になにかがおかしい。おかしさを解…

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2004.04.24 (土)

「 緊急事態でも原則は2つある テロには絶対に屈しないこと そして『自己責任』の認識 」

週刊ダイヤモンド  2004年4月24日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 540 「自分で行ったのなら自分の責任ですよ。ご本人もご家族もまずそう認識しなくちゃ」 イラクで人質になった邦人3人についてこう語ったのは、先の戦争を体験した世代の女性たちだ。外地で、または国内で敗戦を迎えた年配の女性たちは、戦争の時代を生き抜いてきた。戦争という大きな節目を、国家とともに体験しながらも…

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