「 自民再生へ、志ある政治家よ立ち上がれ 」
『週刊新潮』 2024年7月4日号 日本ルネッサンス 第1104回 国会が事実上閉幕した6月21日の金曜日、午後9時配信の「言論テレビ」の準備をしていたときのことだ。Xで岸田文雄首相が橙色地の枠に黒々と「憲法改正」と書かれた画像を添付した投稿を発信した。驚いた。 瞬時にさまざまな想いが噴き出した。まず、「今更?」という興醒め感である。次に、「現実が見えない人なんだなあ」と、嘆息した。…
「 外国人政策は国益を基本に考え直せ 」
『週刊新潮』 2024年6月27日号 日本ルネッサンス 第1103回 埼玉県川口市に集中しているトルコ国籍のクルド人をめぐる問題は広く報道されてきた。佐々木類氏の『移民侵略』(ハート出版)には、法律を守らず近隣の日本人社会のルールも守らない少なからぬクルド人の事例が報告され、不法就労と犯罪が増加中という厳しい現実が描かれている。2023年7月4日夜に起きた「川口市立医療センター」での傷害、…
「 蓮舫氏を都知事にしてはならない訳 」
『週刊新潮』 2024年6月20日号 日本ルネッサンス 第1102回 「蓮舫都政はNGだ」 「小池都政をリセットする、と決めゼリフは抜群だ。けれどその先に何があるかは全く分からない」 これは6月7日の「言論テレビ」で長島昭久氏と細野豪志氏が語った蓮舫氏の評価である。両氏は民主党、民進党の時代に蓮舫氏の身近にいて、共に活動したかつての身内である。蓮舫氏が都知事選に名乗りを上げ…
「 中国の董軍国防相が国際会議で暴走 」
『週刊新潮』 2024年6月13日号 日本ルネッサンス 第1101回 5月31日から6月2日まで、シンガポールで「アジア安全保障会議」(シャングリラ会議)が開催された。会議初日に基調講演を行ったのはフィリピンのマルコス大統領だった。氏は南シナ海における中国との対立に関連して、「一人でもフィリピン国民が死亡するような事態が発生すれば、それはルビコン河を渡った、レッドラインを越えたことを意味す…
「『櫻井よしこ』×『若宮正子』対談 『世界最高齢プログラマー』が伝授するシニア世代の『デジタル生活』」
『週刊新潮』 2024年6月6日号 日本ルネッサンス 第1100回 ジャーナリストの櫻井よしこ氏による本誌連載が1100回の節目を迎えた。その記念対談にお招きしたのは、世界最高齢のプログラマー・若宮正子氏である。シニア世代が敬遠しがちな「デジタル生活」を嬉々として実践する先駆者。その素顔に櫻井氏が迫る。 櫻井 世界一の高齢化社会である日本で輝くような活躍をしておられる高齢者は少なくあ…