櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

「 総裁に問う、公団財務は健全か 」

道路公団」の検索結果: 35
2004.07.15 (木)

「 総裁に問う、公団財務は健全か 」

『週刊新潮』 2004年7月15日号 日本ルネッサンス  第124回 国土交通省は7月2日、日本道路公団(JH)など道路関係4公団の2003年度決算と財務諸表を、公団の現行方式と民間企業方式の2種類で発表した。民間会計基準で計算すると日本道路公団は“資産超過の優良企業”になったそうだ。 一方、近藤剛道路公団総裁は昨年11月20日の就任記者会見で次のように述べている。 「(日本道路公団を)民間…

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2004.07.10 (土)

「 首相は単なる口舌の徒か 民営化問題取材のさなかに垣間見た小泉改革の正体 」

『週刊ダイヤモンド』    2004年7月10日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 550 考え方や立場が違っても、その主張を理解出来る人と出来ない人がいる。分岐点は、理屈や動機がわかるか否かであろう。小泉純一郎首相は、私にとってしばらく前までは、よく理解出来ない人物だった。しかし、今はかなり明確に理解できる。首相は単なる口舌の徒なのである。 首相の言動の意味がとらえにくかったの…

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2004.04.01 (木)

「 東大総長vs千葉商科大学長 」

週刊新潮 2004年4月1日号 日本ルネッサンス   第110回 2人の学長の、道路公団民営化案への評価が対照的である。加藤寛千葉商科大学学長と、佐々木毅東京大学総長である。両学長は各々、『産経新聞』(3月12日)の『正論』と『東京新聞』(3月14日)の『時代を読む』に寄稿した。 両論文は、しかし、比較以前のもので、「小泉首相は『ショウグン』になれるか」と題された加藤論文は失礼ながら…

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2004.03.11 (木)

「 『民営化』直撃対談 」  近藤剛(日本道路公団総裁)VS櫻井よしこ

週刊新潮  2004年3月11日号 日本ルネッサンス   第107回 「最初は“乙女心”をときめかせたんですよ」 「厳しいご意見を励みに頑張ります」 政府・与党の道路公団民営化案は、是か非か。思わず自民党道路族が拍手を送ったこの決定に、民営化委員が2人とも辞任してすでに2ヵ月。委員が内幕を曝露する本を出版するなど、問題は今も燻り続けている。30兆円もの借金を抱えた道路公団再生は、果た…

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2004.01.15 (木)

「 民営化委員会の 『意外な背信者』 」

『週刊新潮』  2004年1月15日号 [特集] 民営化の「敵」は誰だ! 「いやいや。小泉総理のこの意欲には…。いやいや、たまりませんなぁ」 画面に広がった道路族のドン、自民党道路調査会長古賀誠氏の笑顔が全てを物語っていた。抑えきれない氏の笑いは、12月22日の政府・与党案「道路関係4公団民営化の基本的枠組み」がほぼ完璧に彼らの要求を満たしていたからだ。反対に民営化推進委員会の20…

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2004.01.10 (土)

「 道路族と国交省の完全勝利 道路公団民営化案の決着は小泉構造改革“失敗”の暗示 」

週刊ダイヤモンド 2004年1月10日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 525 「残念です。これで小泉構造改革はつぶれるという予感を抱きました」 2003年12月22日、道路関係四公団民営化推進委員会の委員長代理を辞任した田中一昭氏が語った。 周知のように、政府・与党はその日、四公団の民営化案を決定、委員会の意見書の最も基本的な点を悉く無視する内容だった。田中氏はしかし、…

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2004.01.01 (木)

「 小泉構造改革は掛け声だけだ 」

『週刊新潮』 2004年1月1.8日号 日本ルネッサンス   第99回 ここまで露骨な案を出してきたか。政府・与党協議会の12月22日の道路関係4公団民営化に関する結論は、民営化推進委員会の結論の根幹を全否定するものだ。 民営化の目的は、政治が介入することによって、野放図で無責任な道路建設と杜撰な管理が行われ、旧国鉄を遥かに上回る40兆円もの債務を抱えるに至った道路公団方式から脱却…

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2003.12.18 (木)

「 道路民営化意見書と異なる猪瀬案 」

『週刊新潮』 2003年12月25日号 日本ルネッサンス 第98回 道路公団改革の山場である。昨年12月に民営化推進委員会が出した意見書は、保有・債務返済機構(機構)が道路関連4公団の資産と債務を持ち借金の返済にあたる一方で、新会社は道路をリースして運営する上下分離にすると同時に、10年を目処に新会社が高速道路などを買い取り、機構は解散して上下一体となると定めた。だが、この会社の形について、意…

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2003.12.11 (木)

「 猪瀬氏と道路族議員の共通点 」

『週刊新潮』 2003年12月18日号 日本ルネッサンス 第97回 先に国土交通省が提示した道路関係4公団の民営化法案とその後の議論を吟味すると、“改革の旗手”猪瀬直樹氏と、道路族議員らの主張が本質においてほぼ同じであるという驚きの構図が見えてくる。 道路改革のために「僕は民間人としてやれることはやった」(『道路の権力』終章)と書き、自らも改革推進者としての立場を強調してきた猪瀬氏の主張が、…

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2003.12.08 (月)

「 明らかに国交省案に傾く道路関係四公団の民営化案 小泉改革最大の試金石に 」

『週刊ダイヤモンド』 2003年12月13日号 新世紀の風をおこすオピニオン縦横無尽 522号 去る12月2日、道路関係四公団民営化推進委員会の田中一昭委員長代理と川本裕子、松田昌士の両委員が、辞任も考慮中であることを明らかにした。 小泉純一郎首相が国民の支持を受けてきた最大の要素は、「自民党をぶっ壊す」と言ったほどに、この国の悪しき制度を変えてくれるという期待からだ。その小泉構造改革の柱が…

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