櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

「 サッカーくじ『toto』なぜ文部科学省の所轄なのか 」

2001年05月」の検索結果: 12
2001.05.31 (木)

「 サッカーくじ『toto』なぜ文部科学省の所轄なのか 」

『週刊新潮』 2001年6月7日号 櫻井よしこ告発シリーズ 第5回 サッカーくじ“toto”が始まった。所管官庁の文部科学省はこれを“スポーツ振興投票”と呼ぶが、“toto”はイタリアのトトカルチョから名前をとったように、歴としたギャンブルである。 サッカーくじの導入は、文部科学省が、自らが所管する特殊法人を通じて、従来はアマチュアスポーツの分野にとどめていた活動をギャンブルの胴元としてプロ…

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2001.05.28 (月)

「 “法は人間のためにある”を実践したハンセン病訴訟控訴せずの決断 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年6月2日号 オピニオン縦横無尽 第397回 「もういいかい お骨になってもまあだだよ」 これは岡本県邑久光明園のハンセン病患者中山秋夫さんの詠んだ川柳である。ハンセン病とされれば強制的に隔離され、家族との連絡も断たれ差別され、そして二度と故郷に戻ることは許されない。死んでお骨になっても、まだ故郷に戻ることはできない現実を詠んだものだ。なんと深い哀しみと諦めの歌…

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2001.05.24 (木)

「 無用の長物『都市基盤整備公団』なぜ廃止しない 」

『週刊新潮』 2001年5月31日号 櫻井よしこ告発シリーズ 第4回 世界最大の住宅デベロッパーから、世界最大の地上げ機関へ、特殊法人、都市基盤整備公団は、生き残りをかけて巧みに変身しつつある。 この変身と生き残りには、しかし、特殊法人の例に漏れず、膨大な国民負担が伴う。都市公団の借入金はいまや14兆8548億円、その殆どが財政投融資である。加えて補助金、出資金、補給金などの名目で2000年…

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2001.05.23 (水)

「 薬害エイズ裁判の無罪判決ほかを体験してこの連載で私がたどりついた結論真の司法改革には常識ある国民の参加が欠かせない 」

『SAPIO』 2001年6月13日号 司法改革が日本を変える 最終回 政府の司法制度改革審議会は来月の6月12日に最終案を首相に提出する。現時点では2010年までに司法試験合格者を現在の約3倍の3000人に増やすこと、2018年までに法曹人口を現在の約2.5倍の5万人まで増やすことなどを盛り込む予定であるが、あくまでもこれは司法改革の前段階にすぎない。これ以外にも法科大学院(ロースクール)の…

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2001.05.21 (月)

「 田中真紀子外相は各国の歴史教科書を読んで勉強すべきだ 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年5月26日号 オピニオン縦横無尽 第397回 田中真紀子外相が、外相就任時に、「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書について、「いまだに歴史をねじ曲げようとする人びとがいる」というコメントを出した。5日後に、外相は問題にされた扶桑社の教科書そのものを読んでいないことを認めたが、日本国を代表する外相としては、国際的にも注目されている非常にセンシティブな問題について…

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2001.05.17 (木)

「 『住宅金融公庫』はホントに国民のためになったか 」

『週刊新潮』 2001年5月24日号 櫻井よしこ告発シリーズ 第3回 特殊法人・住宅金融公庫は財政投融資の最大の借り手である。融資残高75兆円の内、74兆円までが財投資金、つまり、国民の郵便貯金や年金積立金及び、簡易生命保険からの借り入れである。 また、住宅金融公庫は、並みいる特殊法人の中でも飛び抜けて高い利子補給金の受け手である。つまり、国民が最も重い税負担をして支えている特殊法人である。…

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2001.05.14 (月)

「 不安が残る対応の出発だった田中外相に思慮ある外交を望む 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年5月19日号 オピニオン縦横無尽 第396回 小泉内閣の田中真紀子外相ポストは、本人が強く望んだ人事だという。他ポストを拒否して外相に固執したといわれるだけに、外相就任後の早業人事は、田中氏の抱えていた“想い”を強く反映しているようだ。  彼女の意欲にもかかわらず、その外交には不安がつきまとう。  たとえば、「金正男」氏に対する措置である。5月1日に家族と共…

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2001.05.10 (木)

「 どうする気なのか『道路公団』未曾有の大赤字 」

『週刊新潮』 2001年5月17日号 櫻井よしこ告発シリーズ 第2回 資本金約1兆8000億円、道路総資産32兆3000億円、同累計債務26兆余、職員8800人、子会社200社余りを抱える日本道路公団。日本国を食い潰す特殊法人の中でも、最大規模である。 昭和31年に設立された日本道路公団はこれまでに、東名・名神高速道路をはじめ、日本を経済大国へと押し上げる巨大インフラとしての道路を建設してき…

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「 メディアの責任を問う 」

『Voice』 2001年6月号 竹中平蔵・櫻井よしこ連載対談  目を覚ませ、日本人 第6回(最終回) 森前首相の訪ロは国民に対する背信行為だ 櫻井:3月の終わりに、森喜朗首相が、ロシアのイルクーツクに行ってプーチン大統領と会談をしましたが、この会談はあとで振り返ってみると日ロ交渉の歴史のなかでたいへんな汚点になるのではないかと思いますので、今日はこの話からさせていただきたいと思います。 …

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2001.05.09 (水)

「 社会人経験者も多く、論理的思考を重視するアメリカのロースクールとは全く違う日本の『法科大学院』構想は世間知らずのエリート培養機関となる 」

『SAPIO』 2001年5月23日号 司法改革が日本を変える 第13回 司法制度改革の大きな目玉は現行の司法試験を廃止し、法科大学院を設置し、その修了者に新司法試験の受験資格を与え、その7割程度を合格させようというものである。現在の1000人の合格者から3倍の3000人まで増員される。司法制度改革審議会は2004年には法科大学院を開講したいとしているが、どの大学に法科大学院を設置するのか、法…

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