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「 対中国戦略でも高まる重要性 大きな可能性を内在するアフリカ外交 」

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2016.09.10 (土)

「 対中国戦略でも高まる重要性 大きな可能性を内在するアフリカ外交 」

『週刊ダイヤモンド』 2016年9月10日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1148 日本およびアフリカ五四カ国の首脳が集うアフリカ開発会議(TICAD)が8月27、28日にケニアのナイロビで開かれた。日本主導の同会議は、5年に1度だったのが、これからは3年に1度となる。今回初めてアフリカで開催され、安倍晋三首相がナイロビを訪れた。日本国首相として、15年ぶりのアフリカ訪問である…

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2016.09.08 (木)

「 中国の膨張主義の背景に強い劣等感 」

『週刊新潮』 2016年9月8日号 日本ルネッサンス 第719回 意外なことに中国人には強い被害感情がある。彼らは度々、「奪われた」と語り、力をつけたいまは取り戻す時期だという。深層心理に澱のように蓄積しているこの強い被害者意識が、中国を反撃としての膨張主義に駆り立てる。習近平国家主席の「偉大なる中華民族の復興」を支える基盤にも同様の要素がある。   中国人の心理を文化人類学者の楊海英…

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2016.09.03 (土)

「 隙あらば侵略の機会うかがう中国 冷静かつ力に基づく戦略を取る日本 」

『週刊ダイヤモンド』 2016年9月3日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1147 悪貨は良貨を駆逐するといわれる。だが、中国が席巻するアジアにしてはならない。いま、私たちはその岐路に立っていると、強気に出る彼らを見て思う。   8月24日、日中韓外相会談に続いて、岸田文雄外相は東京で中国の王毅外相と会談した。岸田氏が「中国公船」が尖閣諸島周辺で相次いで領海侵入していると抗議…

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2016.09.01 (木)

「 守るべき国とは何か、元自衛官の問い 」

『週刊新潮』 2016年9月1日号 日本ルネッサンス 第718回 伊藤祐靖氏の『国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動』(文春新書)を読み始めて、涙が出た。   本書で伊藤氏は、国民を守り国を守るとは何かを問いつつ、国とは何か、日本とは何かと問うている。命を賭けて必死に問うている。自力で国を守るという基本を忘れさせられ、その状況に慣れてしまった、現在の日本の壮大な喪失…

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2016.08.27 (土)

「 事実を認めず思考の自由なき韓国で始まった日本統治時代の研究 」

『週刊ダイヤモンド』 2016年8月27日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1146 国立静岡大学教授の楊海英氏から日本文化人類学会発行の専門誌、「文化人類学」(巻81-1、2016)を渡された。雑誌には韓国東亜大学教授、崔吉城氏のインタビューが掲載されていた。   崔氏は1940年生まれ、国立ソウル大学を卒業し、日本の筑波大学で文化人類学博士号を取得、中部大学、広島大学でも…

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2016.08.25 (木)

「 現実味を増す中国の日本領土略奪 」

『週刊新潮』 2016年8月25日号 日本ルネッサンス 第717回 中国の対日政策が強硬さを増している。8月3日以降連日、これまでに例のないほど多数の海警局の公船が漁船群と共に、尖閣諸島の接続水域だけでなく、領海を侵犯し始めた。8日には公船は15隻に増え、内、少くとも7隻は機関砲などで武装しており、15隻中9隻がわが国の領海を侵犯した。一方、漁船は230隻、延べで43隻が領海を侵犯した。 …

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2016.08.20 (土)

「 相模原の障害者施設殺害事件が突き付けた安易に匿名報道に走るメディアの問題 」

『週刊ダイヤモンド』 2016年8月13・20日合併号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1145  どこまで皆で情報を共有できるか──。この点が民主主義の基本であり、比類なく大事な価値観である。   その上で、メディアは情報をどう扱うべきかという問題がある。特定の情報を公開するのか否かを含めて、情報の扱い方はその社会、あるいは国家の成熟度と知性の程を示す。   私たちの社会…

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2016.08.18 (木)

「 夏休み、日本を考えるための2冊の本 」

『週刊新潮』 2016年8月11・18日合併号 日本ルネッサンス 第716回 梅雨が明けて本格的な暑さがやってきた。世の中は、参院議員選挙に続いて東京都知事選挙、9月には民進党の代表選挙が続く。アメリカでは民主党のヒラリー・クリントン氏と共和党のドナルド・トランプ氏が激しく競り合い、互いを非難し合う。   だが、最も気にかかるのは、日本の在り方である。折しも天皇陛下が今後の皇室の在り方…

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2016.08.06 (土)

「 南シナ海問題で国際法無視の中国 対抗策は国連総会における総会決議 」

『週刊ダイヤモンド』 2016年8月6日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1144  いま、中国にどう向き合うべきか。その要点は、中国はいまの国際社会には受け入れられない「異形の大国」であることを彼らに認識させることだ。   7月12日のオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所の裁定が中国の主張を全面的に否定した後、一貫して中国は強硬姿勢を強めている。7月25日の東南アジア諸国連合(…

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2016.08.04 (木)

「 ASEANの中国傾斜に日本が歯止めを 」

『週刊新潮』 2016年8月4日号 日本ルネッサンス 第715回 南シナ海は誰のものか。国際社会の公共財である海の秩序を国際法で守るのか、強国が力に任せて支配するのか。   この問いの前で、南シナ海の殆ど全てを自国領だとする中国の主張が悉く否定され中国が完膚無きまでの敗北を喫したのが7月12日だった。   ところが、7月24~26日、ラオスの首都ビエンチャンでハーグの仲裁裁の裁定後…

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