「映画“靖国 YASUKUNI”で真に問われるべき問題」
『週刊ダイヤモンド』2008年4月12日号 新世紀の風をおこすオピニオン縦横無尽735 ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」は、都内四館、大阪市内一館での公開が決まっていたが、突然の上映中止となった。 中止を決めた映画館側は「営業上の総合的判断」「観客や近隣に迷惑がかかる」などを理由として挙げている。 靖国神社問題は、中国が政治問題として取り上げ続ける問題だ。それだけに、日本としては…
「チベット問題、首相は強く抗議せよ」
『週刊新潮』’08年4月10日号 日本ルネッサンス第308回 福田康夫首相は3月29日、チベットへの弾圧を続ける中国政府に関して、「声高に批判したり、いまから北京オリンピックと関連付けることは、今の段階で適当かどうかよく考えないといけない」「関係者間で冷静に解決してほしい」と述べた(『産経新聞』3月30日付)。 チベット問題の実態を弁えない首相が、一方的に中国政府側に偏った立場に立っているのは…
「台湾総統選、馬氏勝利の要因とその背景にある米中の合意」
『週刊ダイヤモンド』 2008年4月5日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 734 台湾総統選挙で、国民党の馬英九氏が勝利した。根っからの親中派と見られてきたにもかかわらず、総人口2,300万の85%が本省人(台湾人)の台湾で、外省人(戦後中国大陸から台湾に渡った中国人)の馬氏が大勝したのはなぜか。 最大の要因は、氏が台湾人意識を積極的に取り入れたことだろう。かつて、台湾の大学生たちは…
「台湾総統選“国民党圧勝”は日本の危機」
『週刊新潮』'08年4 月3日号 日本ルネッサンス【拡大版】 第307回 国民党・馬英九氏が大勝利した台湾総統選挙は異様に盛り上がった。対立候補の与党民進党・謝長廷氏は台北中心部で選挙運動の最後の瞬間まで訴え続けた。 「中国は、台湾は中国の一部だと主張している。私が敗退すれば、中国の主張は世界に浸透する。私が当選すればそれはなくなる」 「逆転勝ち!」の黄色の文字を染め抜いた揃いの黒地のTシャツを着…
「チベット問題の行方は抑圧者としての中国の姿を示す」
『週刊ダイヤモンド』 2008年3月29日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 733 チベット騒乱が拡大中だ。3月10日に約500人の僧侶が始めたデモは、中国政府の厳しい弾圧と警官隊との衝突のなかで暴徒化し、死者は当局の発表でも一三人に上った。死者を出すほどの武力行使が行なわれたことを、中国当局が認めたわけだ。 実際はどれほどの犠牲者が出ているのか。その点を含めて、チベット暴動の実態…













