「ウィグル弾圧も止めない中国」
『週刊新潮』’08年5月15日号 日本ルネッサンス 第312回 福田康夫首相は胡錦涛主席とピンポン球を打ち合うことで日中の絆が深まり、問題も友好裡に解決されると考えたのだろうか。だが、国際社会が重大な関心を寄せるチベット等、異民族弾圧について、表面的ではない真剣な話し合いも出来ないのでは、他の如何なる問題も解決されるはずがない。異民族弾圧の実態が如何に深刻か、胡主席来日前に日本を訪れた東トルキス…
「理念と意思を持った国家を前に持たない国家は譲歩を迫られる」
『週刊ダイヤモンド』 2008年5月3・10日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 738 統治の基本を「実利主義」に置いて、はたして国家は成り立つのか。これこそが、韓国の李明博大統領の直面する課題である。 4月21日に来日した李大統領は、好印象を残した。大阪生まれ、祖国韓国に戻ってからの氏の苦労と努力、そして成功の物語は、どこかテレビドラマ「おしん」の人生に似ている。その軌跡は、日本人…
「首相に任せられるか、中国外交」
『週刊新潮』’08年5月8日号 日本ルネッサンス 第311回 外交は勝れて国益のためにある。個人の名誉や趣味のためではない。5月6日、中国の胡錦濤国家主席を迎える福田康夫首相は、その点を履き違えているのではないか。 日中首脳会談では日本にとっての重要問題が、中国にとっての重要問題とともに取り上げられなければならない。日本の国益に関わる両国間の懸案事項はざっと考えただけでも非常に多い。 尖閣諸…
「猪瀬直樹氏の“大反論”に反論する,それでも道路公団改革は失敗」
『週刊ダイヤモンド』 2008年4月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 737 「道路公団の民営化は失敗に終わった」と本誌3月22日号の特集「『道路』の暴走」に書いたら、元道路関係四公団民営化推進委員会委員だった猪瀬直樹氏が4月5日号で「道路公団改革は成功した」と「大反論!」した。後述するように氏の論は自己矛盾に満ちており、道路改革の失敗を認めず、成功だと言い張るのは、独り善…













