「 国民と共にあるお姿が皇室の特色と実感させてくれる美智子さまのお言葉 」
『週刊ダイヤモンド』 2011年10月29日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 909 皇后陛下美智子さまが77歳のお誕生日に宮内記者会の質問に答えておられる。皇室が本来の日本の国のかたちと日本人のよき姿を体現してくださっていることを実感させる内容である。 美智子さまは今年を「悲しみの多い年」と振り返られ、東日本大震災と内外の災害に言及された行間には、被災者すべてへの深い想い…
「 野田政権に求められる国防政策刷新 」
『週刊新潮』 2011年10月27日号 日本ルネッサンス 第482回 野田佳彦首相の真価を見定めることになる最初の機会は11月12日からのアジア太平洋経済協力会議(APEC)であろう。同会議に、首相は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加と武器輸出三原則緩和の結論を得て臨みたい考えだ。 いずれも、日本が、内向き志向にならず、日本周辺の平和と安定と繁栄に積極的に貢献する姿勢を打ち出すものだ。 …
「 TPP参加で世界に打って出て日本の農業の未来を開け 」
『週刊ダイヤモンド』 2011年10月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 908 野田佳彦首相は11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)までに環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加の結論を出す構えだ。民主党内の反TPP議員らは牽制するが、彼らの主張を見事に論破したのが、浅川芳裕氏の『日本の農業が必ず復活する45の理由』(文藝春秋)である。 氏はこれまでにも日本農業には…
「 30年、日本を見詰めたメア氏の証言 」
『週刊新潮』 2011年10月20日号 日本ルネッサンス 第481回 眼前の摩擦を恐れる余り、誰も言うべきことを言わないで、世界でも稀な現実遊離の脆弱な国家が出来上がった。それが日本であり、この虚構の壁を打ち破らなければ、日本の未来は開けない。ケビン・メア氏の指摘は、とどの詰り、このようにまとめられるのではないか。 氏は米国務省の前日本部長である。3・11の東日本大震災では「トモダチ作戦」を…
「 亡命チベット人が暮らすダラムサラの静かな闇の中で 」
『週刊ダイヤモンド』 2011年10月15日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 907 インド北部のヒマーチャル・プラデシュ州のダラムサラは、美しい自然に慣れている日本人の私にも、人間と自然が混然一体となってつくり出す精神世界の美を強く印象づけた。 チベット亡命政府のあるダラムサラは標高2,000メートルの高地である。インドへの出張と合わせて4泊5日の旅程だったため、ダライ・ラマ…













