「 “吹き抜け”の代償に国土を売る外務省 」
『週刊新潮』 2012年2月16日号 日本ルネッサンス 第497回 2月2日の衆議院予算委員会で自民党の小野寺五典氏が玄葉光一郎外相に発した問いは衝撃的だった。内容は大概、以下のようなものだ。 〈北京の日本大使館は昨年7月、新館を完成させ、8月に中国側に建築確認を申請した。中国側は申請にない増築があったとして建築確認を下ろさない。外務省が対応を尋ねると、問題になっている新潟市の領事館用の土地…
「 価値観を生かした高齢国のあり方 日本モデルとして普及させよう 」
『週刊ダイヤモンド』 2012年2月11日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 923 厚生労働省が1月30日に発表した「将来人口推計」では、日本の総人口は50年後の2060年に8,674万人になる。半世紀で人口が4,100万人以上減少する計算だが、これを「産経新聞」は関東の1都6県(人口約4,200万人)が消滅すると表現した。 この寂しい風景は、しかし、視点を変えればまったく変…
「日台を結ぶ武士(さむらい)の絆」
『週刊新潮』 2012年2月9日号 日本ルネッサンス 第496回 日台関係の緊密さは人間同士の親和性から生まれている、そう実感させたのが1月14日の台湾総統選挙の取材でお会いした白井真由美さんだった。台湾出身の彼女は数奇な人生を歩んで日本人となり、現在は日系米国人と結婚、カリフォルニアで小さなテレビ局を運営している。 白井さん一家の物語は古きよき日本人と台湾人の物語だ。それは「立派な日本人と…
「 人間としての情を封殺する中国共産党の支配体制 」
『週刊ダイヤモンド』 2012年2月4日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 922 オバマ大統領が1月24日の一般教書演説でうたい上げたことの一つが米国の製造業の強さだった。製造業、エネルギー、労働者の技術力、新たな価値観に基づいて、持続的経済を築き上げる、そのため米国内で生産するハイテク企業の税控除を倍増する、工場のない地域に移転する企業には資金調達を支援すると公約し、「中国のよう…
「 三代世襲はもの笑い、金正男氏告白 」
『週刊新潮』 2012年2月2日号 日本ルネッサンス 第495回 『東京新聞』の五味洋治氏が世に問うた『父・金正日と私 金正男独占告白』(文藝春秋)は正真正銘のスクープだ。金正日の長男、正男氏が語ったことは世界で最も閉ざされた国、北朝鮮の指導者の考え方や政策の背景を鮮やかに切り出してみせ、日米韓に多くの警告を発する。 五味氏は北京特派員時代の2004年、偶然の出会いから12年初めまで7年間…













