櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

コラム

2012.01.21 (土)

「韓国による朝鮮半島の平和統一の支持を野田政権は宣言すべきだ」

『週刊ダイヤモンド』 2012年1月21日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 Number 920  北朝鮮の金正恩氏ほど、世界がその実像を知らない指導者はいない。なんといっても、約20年も前に「金王朝」の料理人だった人物の解説が今も各種メディアで珍重されるのである。 だが、人となりが正確にわからなくとも、金正恩新指導部の展望がいかに危ういか、それによって日本の安全保障体制がどれほど…

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2012.01.19 (木)

「 世界中の『指導者交代ラッシュ』で『日本』の正念場 」

『週刊新潮』 2012年1月19日号 日本ルネッサンス・拡大版 第493回 国際政治はいつの時代も首脳の資質に左右される。1981年に誕生した米国のレーガン大統領は、79年に政権を奪取した英国保守党のサッチャー首相、さらには82年に首相となった中曽根康弘氏らと社会主義体制のソ連邦と対峙した。 自由と民主主義陣営が冷戦に勝利して、ユーラシア大陸のアジアには5つの一党支配の社会主義・共産主義国が…

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2012.01.14 (土)

「 野田首相の基本的方針は正しい 価値観を掲げて総選挙に挑め 」

『週刊ダイヤモンド』   2012年1月14日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 919 年明け、新聞が総選挙近しとして立候補者および選挙区動向を特集し始めた。4日の年頭会見で、税と社会保障の一体改革を最重要課題とし、消費税の増税法案提出にこだわる野田佳彦首相の前途を、各紙は「非常に困難」と分析し、解散総選挙を予測する。現状は確かにそうなのであろう。そこで、就任以来4ヵ月間の、野田首相…

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2012.01.12 (木)

「 激動のアジア情勢、危うい野田外交 」

『週刊新潮』 2012年1月5・12日合併号 日本ルネッサンス 第492回 野田佳彦首相は首相の座にありながら、油断がすぎる。年の瀬に韓国、中国、インド、年明けに米国へと立て続けに首脳外交を予定しているが、十分な準備と覚悟はあるのか。そうは思えないのが、12月17、18両日の李明博韓国大統領との会談だった。 韓国では市民団体の韓国挺身隊問題対策協議会が12月14日に、ソウルの日本大使館前に慰…

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2011.12.29 (木)

「 金正日死去、果敢に拉致解決に挑め 」

『週刊新潮』 2011年12月29日号 日本ルネッサンス 第491回 北朝鮮の金正日総書記が死んだ。死亡は17日だったそうだ。以降の焦点の第一は、後継者とされる金正恩に政権を担う力があるかである。 シンクタンク国家基本問題研究所企画委員で東京基督教大学教授の西岡力氏は、金正恩政権は長続きはしないと予測する。 「2つの反正恩勢力が存在しています。まず、中国式の改革開放路線を採用して一党独裁政…

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