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「 「村に帰ろう」と村長が呼びかけた福島県川内村、いわなの里を訪れて 」

東日本大震災」の検索結果: 36
2012.03.31 (土)

「 「村に帰ろう」と村長が呼びかけた福島県川内村、いわなの里を訪れて 」

『週刊ダイヤモンド』 2012年3月31日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 930  「村に帰ろう」と全村民に呼びかけた福島県川内村の遠藤雄幸村長にお会いしてきた。3月20日の春分の日、郡山駅で待ち合わせると、駅正面の放射線量を示す掲示板には毎時0.423マイクロシーベルトと表示されていた。これは年間3.7ミリシーベルトに相当する。 日本人は自然界から年平均1.4ミリシーベルトの放…

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2012.03.24 (土)

「 多大な支援を送ってくれた台湾に非礼で応えた外務省と民主党 」

『週刊ダイヤモンド』   2012年3月24日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 929 東日本大震災から一年、見えてきたのは日本外交、とりわけ対中外交崩壊の姿である。 外交の目的は国益の実現である。国益とは、日本人が日本の国柄や価値観に基づいた暮らしをすることができるように他国との関係を整え、日本人と日本国が不名誉な立場に立たされたり、生命、財産、領土、領海を奪われたり、権益を失…

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2012.03.22 (木)

「 がれき処理に政府の指導力発揮を 」

『週刊新潮』 2012年3月22日号 日本ルネッサンス 第502回 東日本大震災から1年、全国で再生と復興を願ってさまざまな催しが行われた。そのひとつ、3月10日に岩手県滝沢村で開かれた日本青年会議所主催の「復興創造フォーラム2012」の公開討論に参加した。同席したのは細野豪志環境大臣兼原発事故収束・再発防止担当大臣と日本NPOセンター事務局長の田尻佳史氏だった。 復興が進まない背景には幾…

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2012.03.08 (木)

「 被災者が福島で暮らすために 」

『週刊新潮』 2012年3月8日号 日本ルネッサンス 第500回 本誌で「がんの練習帳」を連載している中川恵一氏の話を、過日、3人の福島県の知人と聞きに行った。三枝成彰氏や林真理子さんら「エンジン01」が主催する勉強会で講師を務めた中川氏は、東京大学医学部附属病院放射線科准教授で、がん治療の最前線に立つ医師である。 中川氏の語った「放射線の人体への影響」は、福島の友人らにとっていま最大の関心…

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2012.03.01 (木)

「 原発事故克服に専門家を活用せよ 」

『週刊新潮』 2012年3月1日号 日本ルネッサンス 第499回 間もなく東日本大震災から1年、1000年に一度の大災害から私たちは学び得るか。1万9千人に上る死者・行方不明者の犠牲を無にすることなく日本の復興につなげ得るか。 それへの答えにつながる資料が手元にある。1968年から69年にかけて女川原子力発電所の敷地の高さを決定するために開かれた東北電力の会議録だ。 3・11の大震災で、女…

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2011.11.19 (土)

「 都知事のがれき受け入れに賛同する なぜ他の自治体は尻込みするのか 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年11月19日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 912 東京都の石原慎太郎知事のがれき受け入れに、私は賛同し敬意を表する。知事の決定に都民数千の反対意見が寄せられたそうだが、なんと、嘆かわしいことか。知事は今月4日の定例会見で、「(放射線量などを)測って、なんでもないものを持ってくるんだから『黙れ』と言えばいい」と、知事らしい表現で都民と日本人に良識…

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2011.10.01 (土)

「 東京電力と政府が嘘をつく体質を変えなければ事故は再発する 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年10月1日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 905 去る8月11日、佐藤雄平福島県知事が県の復興ビジョンを決定し、脱原発を基本理念とする旨、発表した。日本の原発54基中、10基を擁する原発立地県が脱原発を正式に宣言したことは、日本の電力供給に大きな負の影響を与える深刻な事態である。 確かにすさまじい原発事故は発生し、処理の仕方はこのうえなくまずかっ…

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2011.09.29 (木)

「 原発抜きで日本は生き残れるのか 」

『週刊新潮』 2011年9月29日号 日本ルネッサンス 第478回 福島県川内村の遠藤雄幸村長は、9月13日からの村議会で、来年3月を目標に全村民を村に戻す計画を発表した。村民は約3,000名、内2,800人が避難生活中だ。野田政権では、細野豪志原発事故担当相が、「(除染を)すべての避難区域の市町村で行いたい。特に避難している人が多い地域は、国が前面に出る」「福島の将来は除染が進むかにかかって…

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2011.09.15 (木)

「 東日本復興と防災インフラを急げ 」

『週刊新潮』 2011年9月15日号 日本ルネッサンス 第476回 「次の方、野田氏どうぞ」という見出しの社説がインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙に掲載された。首相がクルクル代わる日本の政治を突き放した視線で書いたものだが、野田佳彦首相の直面する課題は生半可ではなく、党内融和人事で身内同士が傷をなめ合う暇はない。外交、安全保障は元より東日本の復興を急がなければならない。 とりわけ、…

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2011.07.16 (土)

原発稼働に反対の首相 目指すは自身の生き残りのみ

『週刊ダイヤモンド』   2011年7月16日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 895 佐賀県玄海町の岸本英雄町長は7月4日、眞部利應・九州電力社長に定期検査で停止中の原発2号機と3号機の再稼働に同意する旨、伝えた。再稼働に至れば、菅直人首相が中部電力浜岡原発を停止させたあと、初めての再稼働例となる。 町長は再稼働の決定前に、3つのことを考えたという。 「まず玄海原発の安全性です…

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