日本ウイグル協会主催 櫻井よしこ特別講演会のお知らせ
欧米各国政府・議会からジェノサイド(民族大量虐殺)や人道に対する罪に認定され、制裁も発動されているウイグル問題に日本がどう向き合うべきか、徹底討論します。 是非お運びください。 タイトル: ウイグルジェノサイドに日本がどう向き合うべきか! 講師:櫻井よしこ(ジャーナリスト、公益財団法人国家基本問題研究所 理事長) 開催日: 2022年01月15日(土) 14:00 開場 …
「 岸田首相の危うい「宏池会路線」 」
「週刊新潮」 2021年12月23日号 日本ルネッサンス 第980回 岸田文雄政権発足から日も浅い為、評価を下すのには慎重であるべきなのは当然だ。しかし、早くも先行き不透明感が顕れてきたのではないか。宏池会に脈々と伝わる何ともいえない対中宥和姿勢、優柔不断、結果としての手遅れ感が否めない。 支持率も安定しているかに見える岸田政権だが、北京五輪に関して首相がどのように考えているのか、明…
「 中国が慄いた「台湾有事」の安倍発言 」
『週刊新潮』 2021年12月16日号 日本ルネッサンス 第979回 「昨日(12月2日)、たまたま一緒に食事をしました。菅さん、萩生田さん、加藤勝信さんと。大変元気な姿を見て嬉しくなりました」 3日の「言論テレビ」で安倍晋三元首相は菅義偉前首相についてこう語った。安倍・菅両氏の間に隙間風が吹いているとの言説については、 「私と菅さんとの人間同士、政治家としての絆は他の人にはわ…
「 民主主義サミットで迷走する米国 」
『週刊新潮』 2021年12月9日号 日本ルネッサンス 第978回 バイデン大統領、大迷走か。 12月9、10日にバイデン氏が主催する「民主主義サミット」への招待国リストを見ての第一印象である。 民主主義サミット開催は2020年の大統領選挙で氏が公約した。目的は、➀民主主義国を権威主義から守る、➁汚職撲滅、➂人権尊重の促進である。 米国務省は国連に加盟する193か国から1…
「 核先制不使用は逆に危険を招く 」
『週刊新潮』 2021年12月2日号 日本ルネッサンス 第977回 11月15日、バイデン米大統領と習近平国家主席がオンライン首脳会談を行った。その翌日、ホワイトハウスは、両首脳が核の軍備管理に関する交渉開始の可能性を探ることに同意したと発表した。 安全保障問題担当大統領補佐官のジェイク・サリバン氏も「両首脳は戦略的安定性に向けて前向きの議論を開始することで合意した」「ここから如何に…
「 「台湾有事」への備えを急げ 」
『週刊新潮』 2021年11月25日号 日本ルネッサンス 第976回 「私が総理なら合同訓練も含めて、ガッツリ受けてやりますね。台湾有事が起きたら、明らかに日本の安全にも関わります。台湾にお住まいの邦人保護をどうするのか。放置してよい課題ではありません」 高市早苗自民党政調会長が11月12日の「言論テレビ」で語った。これは米国務長官のブリンケン氏が11月10日、中国が台湾の現状を力に…
「 中国核弾頭1000発の恐怖 」
『週刊新潮』 2021年11月18日号 日本ルネッサンス 第975回 中国の習近平国家主席の毛沢東化、終身皇帝への道がまた一歩、確実に前進した。今月8日から開催された重要会議、第19期中央委員会第6回総会(6中総会)の最終日に当たる11日には習氏の「第3の歴史決議」を採択する。 毛沢東の「若干の歴史問題に関する決議」(1945年4月)、鄧小平の「建国以来の党の若干の歴史問題に関する決…
「 自民大勝利、立民共産大惨敗の意味 」
『週刊新潮』 2021年11月11日号 日本ルネッサンス 第974回 衆議院議員選挙で岸田自民党は予想外に善戦し261議席を獲得した。その岸田文雄首相と選挙前の10月29日、「言論テレビ」で対談した。 岸田氏はコロナ、経済、安全保障を三つの重要政策として訴えたが、焦眉の急は安全保障問題だ。日本維新の会が41議席と大躍進し、公明党も32議席をとり3党で憲法改正に必要な3分の2以上も獲得…
「 「立共合作」に隠された危うい路線 」
『週刊新潮』 2021年11月4日 日本ルネッサンス 第973回 日本共産党の志位和夫委員長は10月25日、BSフジの「プライムニュース」で、中国との向き合い方について、日本は軍事力を増強するのではなく話し合いで対処すべきだと主張した。その上防衛費は今より1兆円も削減すべきだとも語った。 共産党の的外れは甚しい。志位氏はきちんと現実を見よ。中国が南シナ海でフィリピンの島を奪ったとき、…
「 立民・共産一体化の危険を見逃すな 」
『週刊新潮』 2021年10月28日号 日本ルネッサンス 第972回 10月31日の衆議院議員選挙を立憲民主党などは「政権選択選挙」だと言う。自民党幹事長の甘利明氏は「自由民主主義の政権と、共産主義が初めて入る政権のどちらを選ぶのかということだ」と言う。自由民主主義か共産主義かの「体制選択選挙」だというのだ。どう見ても甘利氏の主張が正しいだろう。 日本共産党は立憲民主党の政権が誕生し…