櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

「 鳩山外交の陥穽、東アジア共同体 」

国防」の検索結果: 162
2009.10.22 (木)

「 鳩山外交の陥穽、東アジア共同体 」

『週刊新潮』 2009年10月22日号 日本ルネッサンス 第383回 鳩山由紀夫首相は実態不明の友愛精神で東アジア共同体構想を持ち上げた。東南アジアから賛否の声が起きている。 共同体構想は元々、中国が米国のアジアにおける存在を薄め、あわよくばアジアから排除することを狙って、日中韓+ASEAN諸国で構成するものとして提唱した。 中国は、米国さえ後ろについていなければ、日本を中国の支配下に…

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2009.10.08 (木)

「 危うし、民主党国防政策の揺らぎ 」

『週刊新潮』 2009年10月8日号 日本ルネッサンス 第381回 日本最西端の国境の島、与那国島は沖縄本島から約500キロ、九州南端の鹿児島からは約1,000キロも離れている。長径1,000キロとは、東京を基点に北に向かえば北海道の名寄、紋別、網走まで、西に向かえば本州、九州を飛び越して種子島までの距離である。 この広い海域に点在する島々が、日本の排他的経済水域を広大ならしめ、日本を世界第6…

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2009.10.01 (木)

「 特集 国防最前線を担う最果ての島『与那国』ルポ 」

『週刊新潮』 2009年10月1日号 日本ルネッサンス 拡大版 第380回 「国境」が危ない」 【後編】 9月2日、尖閣諸島の上空を飛んだ。海原に浮かぶ日本固有の領土の周辺海域には海上自衛隊の船と海上保安庁の船が巡回していた。中国が東シナ海で着々と開発を進めるいま、この美しい海は中国の侵食から日本を守る緊張の海でもある。 尖閣諸島とともに、日本の国境を形成するのが与那国島だ。日本列島最西端に…

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2009.09.26 (土)

「 切迫する朝鮮半島の有事 民主党政権は“備え”を急ぎ考えよ 」

『週刊ダイヤモンド』   2009年9月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 806 ソウル発時事電が、9月13日、平壌の一般家庭向け有線ラジオ放送で、金正日総書記の三男の正雲氏が実名報道され、氏の資質や能力が賞賛されていると伝えた。金総書記が後継者の国民への認知、徹底を急いでいるのであろう。 金総書記が死亡や、さらなる重病で執務不能となるとき、北朝鮮は大混乱に陥ると思われる。19…

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2009.09.24 (木)

「 特集 陥落目前 『東シナ海ガス田』に迫る『中国の脅威』 」

『週刊新潮』 2009年9月24日号 日本ルネッサンス 拡大版 第379回 「国境」が危ない」 【前編】 9月1日、日本最西端の与那国島を訪れた。九州南端から500キロ離れた沖縄本島、そこからさらに500キロの与那国島はまさに日本の西の国境の島だ。 島の東端に阿尼花(あだにばな)の海岸がある。小高い場所の見晴台から、碧い海とのどかな牧場が見渡せる。 阿陀尼花の海岸で、牧場主で与那国防衛…

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2009.09.17 (木)

「 李登輝元総統、日本への励まし 」

『週刊新潮』 2009年9月17日号 日本ルネッサンス 第378回 「2012年を目処に中国が台湾を併呑する可能性が高まっています。国民党の馬英九政権の下で進行中の、予想をはるかに超える台中接近は中国の思う壷です。台中接近を推進する中国の圧力に、馬総統は耐えることが出来ず、物事は中国の狙いどおりに進んでいます。胡錦涛は台湾吸収で歴史に名を刻み、国家主席の座を完璧な形で退きたいと考えているはずで…

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2009.08.20 (木)

「 ウイグルの母が告発した『中国の嘘と弾圧』 」

『週刊新潮』 2009年8月13・20日合併号 日本ルネッサンス[拡大版]  第374回 7月28日、ラビア・カーディル氏が来日した。国際社会では「ウイグルの母」として、ノーベル平和賞候補者として語られる一方、中国政府からは「暴動をそそのかした国家分裂主義者」と烈しく非難される人物だ。 氏は来日の翌日、東京内幸町の日本記者クラブで会見し、中国共産党機関紙の「人民日報」を含む内外記者団を前に…

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2009.08.08 (土)

「 米中戦略経済対話が突きつける自立国家としての日本の活路 」

『週刊ダイヤモンド』   2009年8月8日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 800 7月27日、28日の両日、ワシントンで米中戦略経済対話が持たれた。冒頭、オバマ大統領は「米中関係が21世紀を形づくる」「米中関係はいかなる2国間関係よりも重要」「この重要性がわれわれのパートナーシップを支えており、われわれは共に世界に責任を持たなければならない」と述べた。 米中が世界の枠組みを決…

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2009.07.30 (木)

「 中国による第三世界の核拡散 」

『週刊新潮』 2009年7月30日号 日本ルネッサンス 第372回 中国はかつてソ連と袂(たもと)を分かって、自力で核を開発した。後発国の中国の核開発のスピードに、世界は驚いたが、その裏には多くの葛藤があった。また、中国は核兵器を第三世界に広げるべく、核関連技術を複数の国々に輸出したのみならず、フランスに核実験場を提供し、フランスの核にも協力していた。 中国の核政策の実態は驚きである。中国…

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2009.06.27 (土)

「 核兵器を増強する中国がいて米国の軍縮宣言は喜べない 」

『週刊ダイヤモンド』   2009年6月27日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 794 米国のオバマ大統領がチェコのプラハで「核兵器のない世界を目指す」と表明したのは今年4月5日だった。同発言を歓迎して日本では6月16日、衆議院が核廃絶の決議案を全会一致で採択した。素直といえばあまりに素直な日本の反応とは対照的なのが、国際社会の反応だ。 オバマ提案に対して、米国内には厳しい…

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