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「 核兵器を増強する中国がいて米国の軍縮宣言は喜べない 」

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2009.06.27 (土)

「 核兵器を増強する中国がいて米国の軍縮宣言は喜べない 」

『週刊ダイヤモンド』   2009年6月27日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 794 米国のオバマ大統領がチェコのプラハで「核兵器のない世界を目指す」と表明したのは今年4月5日だった。同発言を歓迎して日本では6月16日、衆議院が核廃絶の決議案を全会一致で採択した。素直といえばあまりに素直な日本の反応とは対照的なのが、国際社会の反応だ。 オバマ提案に対して、米国内には厳しい…

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2009.06.20 (土)

「 日本で暗躍するロシア人スパイを描く『秘匿捜査』に実名で登場の鈴木宗男氏 」

『週刊ダイヤモンド』   2009年6月20日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 793 一見平和でのどかな日本で、日々、熾烈なスパイ活動が進行中だ。安全と水はタダなどと表現される日本人の思い込みとは裏腹に、情報工作員らを相手にした闘いの実態はきわめて厳しい。 その一端を描いた竹内明氏の『ドキュメント 秘匿捜査』(講談社)は、日本でうごめくロシア人スパイたち、彼らに取り込まれ情報提供す…

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2009.06.18 (木)

「 知って驚く自衛隊規制の異常 」

『週刊新潮』 2009年6月18日号 日本ルネッサンス 第366回 北朝鮮は相変わらず暴走中だ。4月5日の長距離弾道ミサイル発射、5月25日の核実験及び短距離ミサイル3発発射、26日の短距離ミサイル2発発射、29日にも短距離ミサイル1発を発射。そしていまは、朝鮮半島日本海側の南東部、江原道(カンウオンド)・旗対嶺(キテリヨン)で新たな発射準備ととれる動きが進んでいる。 言葉の攻撃も激烈だ。6…

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2009.06.13 (土)

「 自衛隊には実質的に“出来ない” 北朝鮮に向かう船への臨検 」

『週刊ダイヤモンド』   2009年6月13日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 792 4月5日、北朝鮮は人工衛星と称して長距離弾道ミサイルを発射し、5月25日には2度目の核実験を断行した。 2006年の前回の核実験を機に、国連は北朝鮮制裁決議1718号を採択した。だが、北朝鮮はこの国連決議に違反し、強行策に突き進んでいる。 国連安全保障理事会は北朝鮮制裁向けの新たな決議づくり…

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2009.06.06 (土)

「 力で攻める中国に心で戦うチベット 」

『週刊ダイヤモンド』   2009年6月6日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 791 ケルサン・ギャルツェン氏は、チベット亡命政府特使として2002年以降、中国側との接触を重ねてきた。 「公式の接触は8回、非公式は1回です。ダライ・ラマ法王の求めは、主として3つ、国際社会の倫理に沿う人権の推進、宗教に基づく和の確立、チベット人の価値観の擁護と存続です。政治的要求を出したことはあ…

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2009.05.23 (土)

「 対馬、横須賀……要地買いを狙う外国人 危機意識薄い日本政府 」

『週刊ダイヤモンド』   2009年5月23日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 789 中国外務省の馬朝旭報道局長は、中国が国連の大陸棚委員会に、東シナ海で沿岸から200カイリ(約370キロメートル)を超える地域に大陸棚の拡張を求める関連資料を提出したことを明らかにした。東シナ海は沖縄直前まで中国領だとの年来の主張を、中国はこれから国連の場で展開することになる。 他方、日本政府は日本…

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2009.05.14 (木)

「 中国の知的財産丸ごと乗っとり策 」

『週刊新潮』 2009年5月7・14日合併号 日本ルネッサンス 第361回 米国議会の政策諮問機関、米中経済安保調査委員会が昨年11月、議会に提出した報告書に興味深いくだりがある。 「中国の知的財産権の侵害は際立っている。中国は関連法を改正し、外国企業の権利の剥奪と、中国企業の保護を一層強めた」 「中国は2008年8月、特許法改正の検討を開始した。重要点は『絶対的新規性』基準の採用である…

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2009.05.09 (土)

「 国際社会で深まる台湾の危機 日本は最悪の場合に備えるべき 」

『週刊ダイヤモンド』   2009年5月2・9日号合併号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 787 連休が近づき、緑陰が濃くなり始めると、台湾の友人たちを思い出す。すっかり暑くなった台北の街を歩いては、木陰で涼む。街を行く人たちはどの人も皆、活気に溢れ、人懐こい笑みを浮かべている。 台湾ほど日本人に優しい国はないだろう。その優しさは表面だけではなく、心の中からわき出す優しさに思える。…

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2009.04.30 (木)

「 中国軍事力への米国の警戒 」

『週刊新潮』 2009年4月30日号 日本ルネッサンス 第360回 「中国を、敵として扱えば敵となり、友人として扱えば友人となると言う専門家がいます。馬鹿ばかしい限りです。どう対処するかに拘らず、中国は中国になるのです」 “absurd”(馬鹿げた)の一言でこう断じたのはキャロリン・バーソロミュー氏である。彼女は米国議会の政策諮問機関である米中経済安保調査委員会の委員長で、現在、下院議長を務…

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2009.04.25 (土)

「 中国軍の増強、米国の国防策変容 日本にとって耐えがたい状況が進む 」

『週刊ダイヤモンド』   2009年4月25日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 786 「米国の対中国政策は、非現実的な愛他主義に陥る可能性がある。米国は中国と本質的なかかわり合いを持っていないから、そういうこともできる。しかし、それは日米にとって耐えがたい状況をつくり出す」 1920年代から30年代にかけての米国のアジア政策について、当時、米国の中国問題専門家の1人だったジョ…

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