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「 中国の主張は責任転嫁ばかり 」

中国・領海」の検索結果: 224
2008.03.13 (木)

「 中国の主張は責任転嫁ばかり 」

『週刊新潮』'08年3 月13日号 日本ルネッサンス 第304回 毒入り餃子事件の展開は日中両国の国柄の違いを際立たせた。同事件は中国人の涙や微笑、そして言葉が意味するものを、分かり易い形で、私たちに見せてくれる。 事件をざっと振りかえってみる。 2007年11月、ジェイティフーズが中国河北省の「天洋食品」製造の冷凍餃子を輸入。12月28日、千葉市で冷凍餃子を食べた母子が食中毒症状を起こす。08年…

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2008.01.17 (木)

「 福田外交で損われる日本の国益 」

『週刊新潮』'08年1月17日号 日本ルネッサンス 第296回  福田康夫首相の外交から、その父、赳夫元首相の外交を連想する。  両氏とも中国への親愛の情が先に立ち、情に流され、日本の国益を守り得ていない。国家観と、国際情勢の全体を見渡す視点を欠いているため、的外れの外交となっている。  元首相はどの国とも仲よくつき合う全方位外交を主張した。外交には、しかし、相手がある。元首相が願った〝仲よし…

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2007.12.20 (木)

「 技術大国・日本は「中国の下請け」になる 」

『週刊新潮』'07年12 月20日号 [特集]日本ルネッサンス・拡大版 第293回  日本は戦後、安全保障も外交も基本的に米国主導の下でやってきた。一人前の国家でなくとも、経済だけは世界一の水準を達成し、幾世代もかけて磨き上げた優れた技術を誇ってきた、と私たちは考えてきた。  しかし、いまや、経済、技術分野においてさえ日本は敗北しつつある。日本の技術にかげりが生じたからではない。21世紀の地球経…

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2007.12.13 (木)

「 ならず者国家が横行する世界 」

『週刊新潮』'07年12月13日号 日本ルネッサンス 第292回  12月19日には、盧武鉉大統領に替わる韓国の新大統領が選出される。最有力候補が前ソウル市長の李明博氏であることに変わりはないが、熾烈な選挙戦ではなにが起こるか、最後までわからない。また、新大統領の北朝鮮政策によって、拉致、安全保障を含む日本の国益は大きな影響を受ける。それだけ朝鮮半島情勢の読み方が重要になる。  今年出版された『…

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2007.12.08 (土)

「 立場が変われど国際摩擦を避けて通る福田首相はやはり「不可」評価のままか 」

『週刊ダイヤモンド』   2007年12月8日号  新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 718   2002年4月に、発足一年後の小泉純一郎政権の評価を誌上座談会で問われたことがある。出席者は京都大学の中西輝政教授、経済アナリストの森永卓郎氏、それに私の三人だった。  福田康夫首相が訪米してブッシュ大統領と会談し、シンガポールでの東南アジア諸国連合の首脳会議で中国の温家宝首相とも首脳会談を…

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2007.11.29 (木)

「 やはり試掘だ、東シナ海ガス田 」

『週刊新潮』'07年11 月29日号 日本ルネッサンス 第290回 やはり試掘だ、東シナ海ガス田  11月17日の『産経新聞』に「中国『試掘なら軍艦出す』」という強烈な見出しが載った。日中戦争が始まるかのような見出しは、11月14日に東京で開かれた東シナ海天然ガス田開発についての日中協議で「日本側が協議の停滞を理由に試掘を示唆した際」の中国側の言葉として報じられた。  交渉に臨んだ日本の外務省、…

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2007.11.24 (土)

「 先を見た中国の国際標準化戦略 国益意識が低い日本の最悪のシナリオ 」

『週刊ダイヤモンド』   2007年11月24日号  新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 716  インド洋での海上自衛隊の補給活動を再開するための新テロ対策特別措置法案が13日、衆院本会議で可決され、参院に送られた。だが、混迷を極める国会では同法案は審議開始の目途さえ立っていない。  政党に党利党略は当然だが、政党も政治も日本国と国民のためにある。党利党略を超えた国益がなければならず、国益は…

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2007.11.01 (木)

「 軍事最優先、不変の中国戦略 」

『週刊新潮』'07年11 月1日号 日本ルネッサンス 第286回  10月21日、注目の中国共産党第17回大会が終了した。胡錦濤国家主席は政治報告で「民主」という言葉を約60回も繰り返した。日本でいえば内閣に相当する政治局常務委員会は、9人体制で上位5人が留任、下位4人が新任の構成だ。新任4人の内、2人が第五世代と呼ばれる習近平氏(54)と李克強氏(52)である。  13億人の国のトップ9名、そ…

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2007.09.13 (木)

「 失敗に学び克服せよ、日本外交 」

『週刊新潮』 '07年9月13日号 日本ルネッサンス 第279回 日本の政治の混迷をあざ笑うかのように、日本を取り巻く環境は厳しさを増している。激しく変わるアジア情勢に、日本はどう対処すべきか。 暫く前の『中央公論』8月号に外交ジャーナリストの松尾文夫氏が「拉致敗戦」と題した衝撃的な論文を寄せた。昨年10月にブッシュ大統領が金正日総書記に「北朝鮮が核を捨てたら、米国は平和条約に調印する」「協議…

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2007.07.28 (土)

「 ウナギ汚染や異物混入は氷山の一角 中国の食品汚染はもはや国際的犯罪だ 」

『週刊ダイヤモンド』     2007年7月28日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 700 中国産のウナギが殺菌剤のマラカイトグリーンに汚染されていたことが判明、消費者のウナギ離れが続いている。一方、中国政府は安全性に問題ありとされた41社の輸出を禁止。日本向け輸出にかかわっていたのは11社だ。 しかし、これで中国産食品の安全が担保されるわけでは全くない。これは氷山…

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