櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

「自衛隊機はなぜ飛ばなかったか」

中国・領海」の検索結果: 224
2008.06.12 (木)

「自衛隊機はなぜ飛ばなかったか」

『週刊新潮』’08年6月12日号 日本ルネッサンス 第316回 中国四川省を震源地とする大地震の被災者に自衛隊機で救援物資を送ることを、なぜ中国側は提案したのか。そして同案はなぜ潰れたのか。 中国で進行中のさまざまな変化が自衛隊機派遣問題をきっかけに屈折した形で表面化した。福田政権下の日本は、はたしてそうした動きから、中国の実態を読みとることが出来ているのか。先に進む前に、ざっとこの間の経緯を…

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2008.05.24 (土)

「中国四川省の大震災に祈る一刻も早い救援の実現」

『週刊ダイヤモンド』   2008年5月24日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 740 5月12日午後2時28分、中国四川省で起きた大地震の犠牲のなんとすさまじいことか。1995年の阪神淡路大震災の現場で見た悲劇が鮮明によみがえる。中国の犠牲者に、心から同情し、一刻も早く救援の手が届くよう祈るものだ。 発生から2日、人類がこれまでに体験した地震のなかでも、最大規模の四川大地震は、現時点…

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2008.05.22 (木)

「異形の大国“中国”が企てる“少数民族”大抹殺」

『週刊新潮』’08年5月22日号 【特別座談会】 日本ルネッサンス・拡大版 第313回 櫻井:先週、行われた福田首相と胡錦濤国家主席の首脳会談は、日本にとって、特に見るべき成果はあがりませんでした。チベット問題が影響し、福田首相が北京五輪開会式の参加を明言しなかったのは良かったと思います。さらによかったのは、朝食会に出席した安倍晋三・前首相の一言です。チベット問題に加え、やはり中国の少数民族であ…

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2008.05.17 (土)

「中国共産党が歪曲発信してきたウイグル族弾圧の事実」

『週刊ダイヤモンド』   2008年5月17日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 739 情報操作に成功すれば、戦いは半分以上勝ったも同然だ。中国は国内の異民族支配でも情報操作を徹底してきた。 異民族を外部から遮断し、閉ざされた空間で弾圧と融和策を繰り返し、彼らの消滅を図る。外部世界には偽りの情報を発信する。世界はその情報を多少は疑いながらも関心を抱かない。かくして中国共産党の情報操作…

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2008.05.15 (木)

「ウィグル弾圧も止めない中国」

『週刊新潮』’08年5月15日号 日本ルネッサンス 第312回 福田康夫首相は胡錦涛主席とピンポン球を打ち合うことで日中の絆が深まり、問題も友好裡に解決されると考えたのだろうか。だが、国際社会が重大な関心を寄せるチベット等、異民族弾圧について、表面的ではない真剣な話し合いも出来ないのでは、他の如何なる問題も解決されるはずがない。異民族弾圧の実態が如何に深刻か、胡主席来日前に日本を訪れた東トルキス…

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2008.05.08 (木)

「首相に任せられるか、中国外交」

『週刊新潮』’08年5月8日号 日本ルネッサンス 第311回 外交は勝れて国益のためにある。個人の名誉や趣味のためではない。5月6日、中国の胡錦濤国家主席を迎える福田康夫首相は、その点を履き違えているのではないか。 日中首脳会談では日本にとっての重要問題が、中国にとっての重要問題とともに取り上げられなければならない。日本の国益に関わる両国間の懸案事項はざっと考えただけでも非常に多い。 尖閣諸…

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2008.04.19 (土)

「中国のチベット弾圧を日本の首相、仏教界は黙認するのか」

『週刊ダイヤモンド』2008年4月19日号 新世紀の風をおこすオピニオン縦横無尽736 4月5日の関西テレビの番組「ぶったま」をユーチューブで見た。独立総合研究所所長の青山繁晴氏が司会した同番組に、天台宗別格本山書写山圓教寺の執事長、大樹玄承氏が出演し、チベット問題について発言した。 別格本山は本山に準ずる格式の高い寺という意味で、書写山は山号、圓教寺が寺号である。緊張した面持ちで大樹氏は仏教者…

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2008.04.17 (木)

「北京五輪、日本こそ異議を唱えよ」

『週刊新潮』’08年4月17日号 日本ルネッサンス第309回 北京五輪聖火リレーの走者でフランスの元テニス・プレーヤー、アルノー・ディパスカル氏が、炎の消えたトーチを手に茫然と立ち尽くしている。なんと象徴的な映像だろうか。 ロンドンでは警官隊2,000名による警備が、度々破られた。パリ市当局は、ロンドンの二の舞を防ごうと、3,000名の警官を配置して、外国のVIPを迎えるのと同じ厳戒態勢で臨ん…

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2008.03.29 (土)

「チベット問題の行方は抑圧者としての中国の姿を示す」

『週刊ダイヤモンド』   2008年3月29日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 733 チベット騒乱が拡大中だ。3月10日に約500人の僧侶が始めたデモは、中国政府の厳しい弾圧と警官隊との衝突のなかで暴徒化し、死者は当局の発表でも一三人に上った。死者を出すほどの武力行使が行なわれたことを、中国当局が認めたわけだ。 実際はどれほどの犠牲者が出ているのか。その点を含めて、チベット暴動の実態…

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2008.03.27 (木)

「中国の正体見せた、チベット暴動」

『週刊新潮』'08年3月27日号 日本ルネッサンス 第306回 ラサ燃ゆ。世界注視のなかで発生したチベット暴動を、中国の胡錦涛国家主席は臍を噬む思いで見詰めていることだろう。 1989年春、今回と同じくラサで発生したチベット人の暴動を、後に語り草となる苛烈な弾圧で鎮圧したのが、当時、チベット自治区党委員会書記の胡錦涛氏だった。中央政府の指示を待つことなく、自ら鉄兜をかぶって軍を出動させ…

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