「 穏やかさと優しさの新元号「令和」 」
『週刊新潮』 2019年4月11日号 日本ルネッサンス 第847回 資料を午前中一杯で読み終えて午後は執筆にかかろうと、早朝から書斎にこもっていた。しかしそれどころではない。上空をヘリコプターが飛び交い、騒然たる状況だ。新元号の決定と発表の日であるから、当然だろう。 落ち着かなくなり遂にテレビをつけた。時々刻々、状況が伝えられ、多くの人々が発表を待ちわびていた。皆、同じ気持ちなのだ。…
「 緊迫した状況が生まれている北朝鮮情勢 日米主導の制裁をこのまま続けるべきだ 」
『週刊ダイヤモンド』 2019年4月6日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1274 2月末のベトナム・ハノイでの米朝首脳会談決裂後、金正恩朝鮮労働党委員長の足下が不穏である。 朝鮮問題の専門家、西岡力氏が3月22日にインターネットの「言論テレビ」で、北朝鮮の平壌を出発した保衛部の幹部5人、部長3人と課長2人が姿を消したと報じた。彼らは3月19日に平壌を出発し、中国との国境に…
「 対米劣勢の中、EU分断を進める中国 」
『週刊新潮』 2019年4月4日号 日本ルネッサンス 第846回 米中の戦いが熾烈さを増している。 中国の習近平国家主席は米中貿易戦争で追い詰められている最中の3月21日、イタリア、モナコ、フランス3か国の歴訪に出た。 22、23の両日、習氏は「一帯一路推進」の旗を掲げて最初の訪問国イタリアを訪れた。中国の狙いは欧州連合(EU)の分断である。その先で、米国の世界戦略を支える柱の…
「 日本の国益に重なる台湾総統選挙 親日派の若き政治家は健闘できるか 」
『週刊ダイヤモンド』 2019年3月30日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1273 台湾が中国の支配下に入るかどうかは、インド・太平洋の地政学を揺るがすほどの影響を及ぼす。 わが国に物資を運ぶ大型船やタンカーが台湾海峡を通過できるのはそれが公海だからだ。台湾が中国に領有されれば、同海峡は中国の内海となる。日本の瀬戸内海のようなものだ。日本の船は通りにくくなるだろう。いわ…
「 深まる危機、中国による台湾統一 」
『週刊新潮』 2019年3月28日号 日本ルネッサンス 第845回 台湾が危ない。このままの状況が続けば、来年1月の総統選挙で蔡英文総統の与党民進党が敗北し、国民党が政権を奪還し、台湾は事実上、中国勢力に席巻される。 3月初めに金門島を取材したノンフィクション作家の門田隆将氏は、インターネット配信の「言論テレビ」で台湾を応援することが日本の国益だと強調したが同感だ。 「国民党イ…













