「 日本の切り札は自由と民主主義 」
『週刊新潮』 '05年10月6日号 日本ルネッサンス 第184回 米国の外交政策に現れ始めた変化を見ると、今や国際政治の潮目が変わりつつあると思えてならない。一連の変化は、ブッシュ政権の下で米国の外交が外向きから内向きへと方向転換をする兆しではないか。 9月19日に発表された第4回6ヵ国協議の共同声明の内容のなさは、声明が、従来の米国の北朝鮮政策では考えられないほどの妥協策であるこ…
「 露呈した“ゴネ得”国際政治 協議再開までに日本は小泉北朝鮮外交の練り直しを 」
『週刊ダイヤモンド』 2005年10月1日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 610 9月19日に発表された第4回6ヵ国協議の共同声明は、国際関係とはゴネ得関係であるという現実を示すとともに、拉致問題は日本政府が毅然として対処しなければ解決出来ないことを、いまさらながらだが、明確にした。 北朝鮮を除くすべての参加国が呆然とした、新たな軽水炉建設の要求を持ち出した北朝…
[特集]「 アジアの『嫌われ者』は中国だ 」
『週刊新潮』 '05年9月29日号 日本ルネッサンス 拡大版 第183回 日本人は、自分たちはアジアで嫌われている、歴史の加害者だから常に肩身の狭い想いをしなければならない、と思い込んでいないか。 9月15日から3日間にわたって台北で開催された「アジア民主化のための世界フォーラム」(WFDA)の第1回ビエンナーレでは、そのような感じ方を根底から覆す発言が相次いだ。 WFDAは非政府組…
「 小泉政権が警戒すべき陥穽は環境が生み出す独裁体制と公明党に対する過大評価 」
『週刊ダイヤモンド』 2005年9月24日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 609 予想どおり、小泉純一郎首相は圧倒的な勝利を得た。300に迫る296もの議席を得た小泉自民党が極力注意すべき点は、いわゆる小泉独裁体制の陥穽にはまらないことだ。 これまでにも、少なからぬ政治家が“小泉独裁”“ファッショ”という表現で首相批判を展開した。それらの多くは、首相が人の忠告を聞か…
「 小泉新政権への国民の責務 」
『週刊新潮』 '05年9月22日号 日本ルネッサンス 第182回 1993年10月、カナダの与党、進歩保守党が総選挙で大敗、キャンベル首相も落選し、154議席からわずか2議席に転落した。政権与党から泡沫政党への転落。小選挙区制度の下ではことほど左様に勝敗が劇的に分かれることを示した一例である。 9月11日の総選挙ではまさしく小選挙区制の効果が現れた。自民党は単独絶対安定過半数を優に超える…













