櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

コラム

2006.09.23 (土)

「 『悠仁親王』ご誕生でも低調な世論 皇室への無関心こそ最大の危機 」

『週刊ダイヤモンド』    2006年9月23日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 658 秋篠宮家にお生まれになったお子さまは、9月12日、悠仁(ひさひと)と名づけられた。悠久の日本の伝統を継がれるのにふさわしいお名前である。お印の高野槇は日本固有の常緑樹で高くまっすぐに育つ。皇室の未来が、お名前とお印の示すように、悠久の歴史を偽りなくまっすぐに貫き、続いてほしい。 注目さ…

→続きを読む

2006.09.21 (木)

「 『皇位継承』に突きつけられた課題 」

『週刊新潮』 '06年9月21日号 日本ルネッサンス「拡大版」 第231回 皇室に親王が誕生された。皇室をめぐる眼前の危機を救い、拙速な改革への静かなる峻拒となった親王の誕生は、何よりもまず、日本人に皇室について考え、学ぶ時間を与えてくれた。 戦後の教育で、日本人は殆ど自国の歴史を学んでこなかったが、皇室についてはとりわけそうだ。皇室の歴史や由来、それが日本という国にどんな形で織り込…

→続きを読む

2006.09.16 (土)

「 対露外交で取るべき正攻法は? Part.2 道義的に優位な日本こそ力を蓄えよ 」 

『週刊ダイヤモンド』    2006年9月16日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 657 暴力による支配を軸に成り立つ“力治国家”ロシアから日本固有の北方領土を、どうしたら取り戻せるのか。日本国際フォーラム理事長の伊藤憲一氏は、まず日本側が、対露認識を根源的に改めることだと指摘する。 ロシアが、ソ連時代も含めて今日まで、国際法も道義も踏みにじってきたことを日本は十二分に体…

→続きを読む

2006.09.14 (木)

[特別レポート]「 『小泉政権5年』を採点する[内政編] 」

『週刊新潮』 '06年9月14日号 日本ルネッサンス 拡大版 第230回 約5年間にわたる小泉政権の内政は、深い落胆なしには語り得ない。小泉純一郎首相は、攻撃の場面において最も冴えわたる。首相にとって政治は政局に他ならない。全ての事柄は、政敵を斃し、勝つための材料として値踏みされる。その事柄の国家にとっての意義とは無縁の次元で、小泉政治は展開されてきた。 首相を超現実主義のマキャベ…

→続きを読む

2006.09.09 (土)

「 日本外交はなぜ失敗するのか。日露外交を成功に導く要因は何か Part.1 」 

『週刊ダイヤモンド』    2006年9月9日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 656 開国以来、日本は外交で多くの敗北を重ねてきた。対中、対露外交では、領土問題を筆頭に、現在も深刻な問題を抱えている。成功だと評価される小泉純一郎首相の対米外交でさえ、危うさがつきまとう。 日本外交の失敗は、自他を相対化出来ないところから始まる。最も顕著な例が日露外交だ。日本国際フォーラム…

→続きを読む

このページのトップへ