「韓国の危機、中国が支配確立か」
『週刊新潮』’08年11月27日号 日本ルネッサンス 第339回 11月14、15日、ワシントンで開催された主要20ヵ国による緊急首脳会議(金融サミット)に併行して、日中韓財務相会合が開かれた。3ヵ国は、金融危機に際して互いに外貨を融通し合う「通貨交換協定」(通称チェンマイ協定)の支援枠を拡大することで意見が一致した。 チェンマイ協定は97年から98年にかけて起きたアジア通貨危機を教訓として…
「国家の土台を蝕む権力と果敢に闘う“言論人の手本”」
『週刊ダイヤモンド』 2008年11月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 765 10月末、韓国の言論人、李度迴ゥ(イ・ドヒョン)氏にお会いした。氏が「髮ゥ南(ウナン)愛国賞」の第一回受賞者に選ばれ、有志によるお祝いの会が日本で開かれたのだ。 同賞の名称は、李承晩大統領の号を取って髮ゥ南とされた。趣旨は「建国60周年を迎え、自由、民主の建国理念を忠実に守り、親北朝鮮・反逆政…
「原潜事故が警告するロシア軍拡」
『週刊新潮』’08年11月20日号 日本ルネッサンス 第338回 北海道積丹半島のあたりから西へ約400キロ、ウラジオストク東のウラジーミル湾付近でロシアのアクラ級の原子力潜水艦「ネルパ」が事故を起こした。 400キロの距離は、東京を起点にすれば西は京都、北は気仙沼の手前あたり。放射能汚染につながりかねない事故は、比較的近いところで発生した。死者は20人、21人が負傷。原因は消火装置の誤作動と伝…
「航空自衛隊の前幕僚長の論文は全体像把握に必要な知的努力」
『週刊ダイヤモンド』 2008年11月15日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 764 航空自衛隊幕僚長の田母神俊雄氏が、世に発表した論文を咎められて更迭され、退職した。問題とされた「日本は侵略国家であったのか」と題された論文を読んでみた。 ワープロ打ちでA4九枚の小論文は、20世紀初頭の中国や朝鮮半島と日本とのかかわりを追った内容だ。毛沢東麾下の中国共産党がコミンテルンの指導下…
「沖縄集団自決、高裁判決を疑う」
『週刊新潮』’08年11月13日号 日本ルネッサンス 第337回 第二次世界大戦末期の沖縄、座間味島で、守備隊の梅澤裕隊長は住民に集団自決を命じたのか。大江健三郎氏は、著書『沖縄ノート』で、渡嘉敷・座間味両島での集団自決は日本軍、つまり隊長命令によるものだと断定的に書いたが、それは真実なのか。梅澤氏らが、事実は全く逆であり、大江氏の記述は真実ではないと訴えた裁判は、10月31日、大阪高裁でまた…













