櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

コラム

2012.10.20 (土)

「 有事の真っ只中のいま なぜ防衛予算の削減か 」

『週刊ダイヤモンド』   2012年10月20日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 957 野田佳彦首相の頬がぷっくり膨らんでいる。元々丸い体形ではあったが、他の国家指導者の就任1年或いは2年後の体形や外見と比べると、そこには大きな違いがある。小泉純一郎氏は就任1年もすると髪の白さが目立ち始めた。痩せ型の人がさらに痩せたことは、頬の肉がこそげ落ち、頬骨がさらに高くなったこと…

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2012.10.18 (木)

「 尖閣の危機、防衛予算を大幅増額せよ 」

『週刊新潮』 2012年10月18日号 日本ルネッサンス 第530回 野田佳彦首相は尖閣諸島の「平穏かつ安定的な維持管理を継続する」ために国有化に踏み切った。それから約ひと月、目的はどれだけ達成されたか。状況はむしろ後退し、9月11日の国有化以降、中国公船の領海侵犯が日常化しつつある。 まず、9月14日朝には中国国家海洋局所属の海洋監視船「海監」6隻が領海に侵入、午後1時20分頃まで…

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2012.10.13 (土)

「 矛盾だらけのエネルギー政策 野田民主党政権の責任は重い 」

『週刊ダイヤモンド』 2012年10月13日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 956  野田民主党政権の下で日本のエネルギー政策が漂流中だ。 1956年1月の創設以来、わが国の原子力政策を推進してきた「原子力委員会」が2日、原子力政策大綱の策定を中止し、有識者による策定会議も廃止した。正力松太郎氏が初代委員長を務め、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹氏も委員となった原子…

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2012.10.11 (木)

「 野田政権、女性宮家問題で暴走の予兆 」

『週刊新潮』 2012年10月11日号 日本ルネッサンス 第529回 社会保障と税の一体改革と称した消費税増税法を成立させた後の野田佳彦首相は、もはや首相の任に耐え得ないと思えてならない。その8月以降、野田政権が手がけた事案のおよそすべてで論理の整合性と国益擁護にかける決意が欠落していないか。 たとえば尖閣諸島の国有化である。国有化の意義は、政府が船だまりや灯台を設置し、海上保安庁の…

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2012.10.06 (土)

「 中国問題を乗り越えるための米韓豪印、東南アジア諸国との連携 」

『週刊ダイヤモンド』   2012年10月6日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 955 9月25日、40隻の台湾漁船団が8隻の巡視船に守られながら尖閣諸島の日本の領海を侵犯した。日本政府の手抜かりが招いた結果であり、ここから先の日本政府の対策が問われている。 漁船団に尖閣行きの資金、500万台湾元(約1,350万円)を提供したのは旺旺グループの蔡衍明会長だが、彼は江沢民…

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