「 韓国の危機は反日よりも反韓感情だ 」
『週刊新潮』 2012年10月4日号 日本ルネッサンス 第528号 韓国政治の迷走が続いている。韓国にとっていま最重要の課題は北朝鮮と中国の脅威に如何に向き合うかである。韓国の国家戦略上、北朝鮮緊急事態と中国の動きに備えて、日米両国と揺るぎのない協力関係を築き、経済は無論、軍事的連携体制を整えることこそ、最優先事項だ。 にも拘わらず、韓国は竹島問題と慰安婦問題を突然持ち出し、自ら反日…
「 問題を妥協で収めることは日本の敗北の一歩となる 」
『週刊ダイヤモンド』 2012年9月29日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 954 尖閣諸島問題で、中国政府は反日デモを抑制しており、それ故に日本政府が尖閣防衛で積極的に動かず、「冷静に対処」するのが正しい道だという政府や多くのメディアの主張や説明は根本から間違っている。 胡錦濤国家主席も、習近平副主席もいま全力を挙げて、尖閣諸島を中国領として確定する道筋をつけている。漁船…
「 国防の危機! 尖閣を護れ 」
『週刊新潮』 2012年9月27日号 日本ルネッサンス 拡大版 第527回 尖閣諸島問題で日本に問われているのは、主権の基盤である国土を守る気迫と、最終的に武力をもって戦ってでも守り通す気概があるのかということだ。 領土問題は主権問題でありその余の問題とは決定的に性質が異る。国を取るか取られるかの瀬戸際に立ついまこそ、日本は領土を防衛する究極の気迫と力を現実の形にすべきである…
「 中国の不安定化が増す中 尖閣防衛体制の確立は急務 」
『週刊ダイヤモンド』 2012年9月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 953 9月11日、日本政府が尖閣諸島を国有化すると、中国共産党機関紙「人民日報」をはじめ中国メディアはいっせいに反日デモの写真を一面トップで報じた。中国人民解放軍(PLA)陸海空軍は黄海の無人島で上陸訓練を実施、中国中央テレビが映像を報じ続けている。軍機関紙「解放軍報」は、中国は半歩たりとも引か…
「 対ロ外交、飛んで火に入る野田政権 」
『週刊新潮』 2012年9月20日号 日本ルネッサンス 第526回 オバマ米国大統領はウラジオストクで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)を欠席した。ロシアのプーチン大統領が5月、米国での主要国首脳会議(G8)を欠席したことへの反応と見られている。 野田佳彦首相も9月8日からのAPECを抗議をこめて欠席すべしという意見があった。メドベージェフ首相を筆頭にロシア政府の閣僚たちが北方領土…













