櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

コラム

2014.12.18 (木)

「 「弱い日本」を望む米国の反日言説 」

『週刊新潮』 2014年12月18日号 日本ルネッサンス第635回 ペリー率いる黒船4隻は砲艦外交でわが国に開国を迫ったが、その後、日米関係はあからさまな敵対関係に陥ることなく基本的に友好関係を維持し、交易を拡大させた。明治38(1905)年、日本が日露戦争に勝ったとき、セオドア・ルーズベルト大統領は日本の勝利を喜び、ポーツマスでの講和条約の交渉を後押しして、ノーベル平和賞を受賞した。 …

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2014.12.13 (土)

「 権益守るためなら領土も奪う! 不遜な姿勢を打ち出す中国の脅威 」

『週刊ダイヤモンド』 2014年12月13日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1063  国際社会がとんでもない世の中になりそうだ。中国がこれまでの世界のルールを自分たちの考えで変えてしまうと、事実上、宣言したのである。 世界の制度や規制は中国がつくるという不遜な姿勢が打ち出されたのは11月28、29の両日、北京で開催された中央外事工作会議でのことだった。習近平国家主席が常…

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2014.12.11 (木)

「 膨張「中国」への戦略こそ選挙の争点 」

『週刊新潮』 2014年12月11日号 日本ルネッサンス 第634回 12月14日の衆議院議員選挙に向けて、アベノミクス議論が盛んである。経済成長を確かなものにすることは無論大事だ。しかし、もうひとつの国家の基本、国防力についての議論が殆どないことに、私は大きな危機感を抱いている。とりわけ中国の動きを見ると背筋が寒くなる。 過日、北京でのアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議では、…

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2014.12.06 (土)

「 公約で時計の針を逆回し 責任感なき海江田民主党 」

『週刊ダイヤモンド』 2014年12月6日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1062  12月14日投開票の衆議院議員選挙に向けて、各党の公約が発表された。民主党の公約を読んで、同党再生は、はるか、道遠しだと実感した。 民主党が政権を握った3年余の間、鳩山由紀夫、菅直人両首相はどの世界でも通用しない非常識な政治を行った。両氏の考え方は世界で退潮する左派陣営の空想的なリベラリ…

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2014.12.04 (木)

「 憲法改正、今が最後のチャンスだ 」

『週刊新潮』 2014年12月4日 日本ルネッサンス 第633回 12月14日の衆議院議員選挙に向けて、「朝日新聞」が空論を展開中だ。 安倍晋三首相がアベノミクスを選挙の争点に掲げたことに疑義を唱え、11月22日の社説で「首相が長期政権を確保したうえで見据えているのが、憲法の明文改正だ」と書いた。翌日の「天声人語」は、「(争点は)本当に『アベノミクス』なのか、実は憲法への姿勢ではない…

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