櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

「 日本こそ認識せよ、国際法の厳格さ 」

国防」の検索結果: 162
2011.02.03 (木)

「 日本こそ認識せよ、国際法の厳格さ 」

『週刊新潮』 2011年2月3日号 日本ルネッサンス 第446回 過日、日本の国防体制の問題点について元外交官で国際的視点から国防問題を研究してきた色摩力夫(しかまりきお)氏の意見を聞いた。興味深かったことのひとつが国際法と国内法の比較と相違だった。 国際法に平時国際法と戦時国際法の2つがあるのは周知のとおりだ。また、一旦批准すれば、全ての国際法は憲法と国内法の間に位置づけられる。憲法はそ…

→続きを読む

2011.01.27 (木)

「 いま見直せ、日本の異常な国防体制 」

『週刊新潮』 2011年1月27日号 日本ルネッサンス 第445回 1月14日、菅直人首相は内閣改造を行い、「社会保障制度の抜本的見直しと税制改革」を行う方針を明らかにした。しかし、膨張する隣国中国の力を認識すれば、いまこそ国防の根本的な見直しが必要である。 日本の国防体制、防衛省と自衛隊の在り方の何が問題なのか。シンクタンク「国家基本問題研究所」で色摩力夫(しかまりきお)氏を招いて聞いた…

→続きを読む

2011.01.20 (木)

「 これが中国の『領土略奪』常套手段だ 」

『週刊新潮』 2011年1月20日号 日本ルネッサンス 第444回 昨年12月、水資源、領土、貿易不均衡など難問山積の中印関係を観察する貴重な現場に立ち会った。シンクタンク国家基本問題研究所(国基研)とインドのシンクタンク、インド世界問題評議会(ICWA)との意見交換のためにニューデリーを訪れたのだ。私たちの訪問は、中国の温家宝首相のインド訪問と時期が重なり、ざわめくような状況で進行した中印外…

→続きを読む

2011.01.08 (土)

「 インドを訪問して実感した中国の膨張路線のすさまじさ  」

『週刊ダイヤモンド』  2011年1月8日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 869 民主党政権の下での政治漂流の2010年が終わり、新しい年になった。11年を日本再生の年にしなければならない。その第一歩は、激化するアジアの覇権争いのなかで、とにもかくにも間違った方向に行かないことだ。鳩山由紀夫、菅直人、仙谷由人各氏に見られた方向違いの外交に走らないのはむろん、アジアの地政学を見詰めて…

→続きを読む

2011.01.06 (木)

「 日本の生き残る道 」

刮目せよ 激動の2011年 日本の生き残る道 『週刊新潮』 2010年12月30日・2011年1月6日合併号 日本ルネッサンス・拡大版 第442回 惰眠を貪る日本の政治とは対照的に、国際社会は諸国が戦略を練り、素早い判断で行動しなければ食い潰されてしまう覇権争いの時代を迎えている。とりわけアジアでは中国、インド間で国益をかけた熾烈な駆け引きが展開されるだろう。それは、以降100年間の世…

→続きを読む

2011.01.01 (土)

「 優位な対潜能力に自信を持ち尖閣諸島の実効支配を高めよ 」

『週刊ダイヤモンド』   2010年12月25日・2011年1月1日合併号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 868 12月11日未明に沖縄県石垣市の市議会議員2人が尖閣諸島の南小島に上陸した。石垣市は尖閣諸島を直接、所管する立場にあり、かねて固定資産税などの評価のために上陸して調査したいと、国に申し入れていた。 それはもっともな理由だが、真の理由は日本の領土領海を侵す中国の主権侵害…

→続きを読む

2010.12.09 (木)

「 北朝鮮暴走、世界制覇を目論む中国 」

『週刊新潮』 2010年12月9日号 日本ルネッサンス 第439回 11月23日午後2時34分、北朝鮮が韓国の延坪島を攻撃し、民間人2人を含む4名が死亡した。北朝鮮の攻撃後、朝鮮半島情勢の今後の展開は予想し難いものがある。確かなことは、今回の攻撃は南北両朝鮮の安全保障問題を超えて、米中という二つの軍事大国をより一層の緊張と対立含みの関係へと押しやる可能性があるということだ。 米韓両国は11月2…

→続きを読む

2010.12.04 (土)

「 日本も米韓合同軍事演習に参加し 北朝鮮の脅威に備えるべきだ 」

『週刊ダイヤモンド』   2010年12月4日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 865 11月23日、北朝鮮が韓国の延坪島(ヨンピョンド)を攻撃、民間人2人を含む4人が死亡した。攻撃は午後2時34分に始まり、最終的に3時15分に終わったと、韓国国防省は発表した。170発以上が撃ち込まれた戦闘のすさまじい映像は、朝鮮半島が緊張の半島であることを、あらためて突きつけた。 「統一日報」…

→続きを読む

2010.10.23 (土)

「 歴史は私たちに教えている 『おとなの対応』の危うさを 」

『週刊ダイヤモンド』   2010年10月23日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 859 菅直人首相が日中関係について、「いろんなことが元どおりに戻っていくのかなと思う」と期待を込めて語っている(10月9日)。 「元どおり」とは、氏が首相に就任した直後の日中関係を示すようだ。首相は6月13日に温家宝首相と電話会談し、続く27日、カナダのG20首脳会議で胡錦濤国家主席に会った。そ…

→続きを読む

2010.09.16 (木)

「 軋む『米中』を看過ごす『民主党外交』で沈む日本 」

『週刊新潮』 2010年9月16日号 日本ルネッサンス 第427回 民主党代表選挙の虚しさは、いずれが勝利しても日本の展望が開けないことだ。教育も、外交も、安全保障もまともに論じられることなく、バラ撒き政策を主要な争点とする卑小な議論のまま、投票になだれ込もうとしている。 たしかに普天間飛行場移設についての質問が出て、小沢一郎氏は日米合意の見直しともとれる発言をした。菅直人首相はそれを批判し…

→続きを読む

このページのトップへ