櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

「 日本の戦略的方向性を知る為に 」

周辺諸国・外交」の検索結果: 161
2010.12.23 (木)

「 日本の戦略的方向性を知る為に 」

『週刊新潮』 2010年12月23日号 日本ルネッサンス 第441回 2010年の日本は鳩山由紀夫、菅直人両首相の下で想像を絶する迷走を重ねた。仙谷由人官房長官は迷走を抑制するどころか、暴走を促す要素になった。日本を愛しているとは思えない人々が中枢を占める民主党政権の出現で日本国の根幹が急速に溶け始めたと感じた一年だった。 2011年を日本再生の年にするには何をすべきか、『証言 三島由紀夫…

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2010.11.25 (木)

「 日本人の愛する錦鯉を毒殺した中国 」

『週刊新潮』 2010年11月25日号 日本ルネッサンス 第437回 中国の次なる飛躍への踏み台ともなる上海万博は、10月31日、6ヵ月間に7,307万人、大阪万博の6,422万人を超える万博史上最大入場者数を記録して終了した。中国政府は、万博は大成功だったと自賛し、「改革開放政策を進める自信と決意を強固に、平和発展と開放を両立させる道を歩み、世界各国と連携を深める」と発表した。だが中国の威…

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2010.10.21 (木)

「 注目せよ、尖閣に隠れるガス田問題 」

『週刊新潮』 2010年10月21日号 日本ルネッサンス 第432回 東シナ海のガス田「白樺」(中国名「春暁」)で中国が堂々と掘削を開始した。ドリルが運び込まれ、9月17日までに掘削が始まり、海水が濁り始めた。9月18日に「朝日新聞」が一面に掲載した写真には海水の色の変化がくっきりと写っていた。 東シナ海の日中中間線からわずか4キロ中国側に入ったところに白樺のプラットフォームが建てられてい…

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2010.09.16 (木)

「 軋む『米中』を看過ごす『民主党外交』で沈む日本 」

『週刊新潮』 2010年9月16日号 日本ルネッサンス 第427回 民主党代表選挙の虚しさは、いずれが勝利しても日本の展望が開けないことだ。教育も、外交も、安全保障もまともに論じられることなく、バラ撒き政策を主要な争点とする卑小な議論のまま、投票になだれ込もうとしている。 たしかに普天間飛行場移設についての質問が出て、小沢一郎氏は日米合意の見直しともとれる発言をした。菅直人首相はそれを批判し…

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2010.09.11 (土)

「 国益を失わしめる政治家 菅氏、小沢氏の代表選 」

『週刊ダイヤモンド』   2010年9月11日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 853 民主党代表の座を争う菅直人首相と小沢一郎氏が行った9月1日の共同記者会見は、首相としての「資質のない人」と「資格のない人」の会見だった。 日本の経済も安全保障も真に危機的状況に陥っているなか、民主党政権は無策無為であると断ぜざるをえない。そのうえ、権力闘争に余念がない。 首相は実績を「見せる」た…

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2010.09.02 (木)

「 ひたすら防衛費を削る日本の異常 」

『週刊新潮』 2010年9月2日号 日本ルネッサンス 第425回 政府民主党は一体何をしているのか。党のエネルギーはその全てが9月14日の党代表選に向けて小沢対反小沢の勢力争いに注がれているかのようだ。その間、日本経済は円高に直撃され、株は8月24日に終値で9,000円を割り込み、さらに、日本の安全は中国の軍事力増強に揺さぶられ、日米安保体制の弱体化が顕著に進行中である。にも拘らず、菅直人首…

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2010.08.07 (土)

「 領土主権の意識なき民主党政権の危うさ 」

『週刊ダイヤモンド』   2010年8月7日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 849 一国の指導者が一ミリも譲ってはならない事柄がある。その一つが領土問題である。だが、民主党政権は初代首相の鳩山由紀夫氏も二代目の菅直人氏も、領土問題に関してはわれ関せずの姿勢を取る。この一事だけでも、民主党の現執行部には国政を担う資格がないのである。 7月28日、各紙は、「北方領土三世」に菅首相が…

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2010.08.05 (木)

「 アジア海域で止まらない中国 」 

『週刊新潮』 2010年8月5日号 日本ルネッサンス 第422回 7月25日から28日までの4日間、過去最大規模の米韓合同軍事演習、「不屈の意志」が日本海で行われた。 横須賀を母港とする原子力空母「ジョージ・ワシントン」を主軸に、艦艇約20隻、航空機約200機、人員約8,000人を投入した演習だった。日本の海上自衛隊の幹部4人もオブザーバーとしてジョージ・ワシントンに乗艦したが、米韓軍事…

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2010.04.22 (木)

「 北朝鮮関与を否定したい李大統領 」

『週刊新潮』 2010年4月22日号 日本ルネッサンス 第408回 突然真っ二つに割れて沈没した韓国海軍の哨戒艦「天安」、韓国沿岸作戦の主力艦の轟沈という一大事件への韓国政府の対応は奇妙である。 沈没から2週間が過ぎたいま、北朝鮮が関与した可能性が言及されつつある。かといって、北朝鮮との決定的な対立を好まない李明博大統領が、どこまで真相解明を進めるかについては、未だ不明瞭だ。 沈没まで…

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2010.04.17 (土)

「 日本人を使ったダミー取引で森や水資源を奪う中国などの外資 」

『週刊ダイヤモンド』   2010年4月17日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 834 4月5日にタイ中部のホアヒンでメコン川委員会(MRC)の初の首脳会議が開かれた。タイ、ベトナム、ラオス、カンボジアの4首脳を軸に、中国をオブザーバーとしての会議である。 メコン川に依存して生計を立てる流域人口は6,000万人、農業、漁業、物流すべてが豊富な水量あってのことだ。ところが1990年…

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