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「 チベット首相と語ろう、アジアの未来 」

周辺諸国・外交」の検索結果: 161
2012.03.29 (木)

「 チベット首相と語ろう、アジアの未来 」

『週刊新潮』 2012年3月29日号 日本ルネッサンス 第503回 中国共産党政権の弾圧下で、チベット人の焼身自殺という痛ましい事件が続いている。 今年2月17日、青海省(アムド)のボンタク僧院で30代の僧、ダムチュ・サンポ氏が焼身の抗議を行った。青海省は元々チベットの国土だった。中国共産党がチベットを併合して分割し、チベット自治区、青海省、四川省などと命名したために、チベット人とはゆかりの…

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2012.03.24 (土)

「 多大な支援を送ってくれた台湾に非礼で応えた外務省と民主党 」

『週刊ダイヤモンド』   2012年3月24日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 929 東日本大震災から一年、見えてきたのは日本外交、とりわけ対中外交崩壊の姿である。 外交の目的は国益の実現である。国益とは、日本人が日本の国柄や価値観に基づいた暮らしをすることができるように他国との関係を整え、日本人と日本国が不名誉な立場に立たされたり、生命、財産、領土、領海を奪われたり、権益を失…

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2012.02.18 (土)

「 丹羽宇一郎在中国日本大使の恥ずべき事なかれ主義外交 」

『週刊ダイヤモンド』  2012年2月18日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 924  「Voice」3月号に、2010年7月より在中国日本大使を務める丹羽宇一郎氏へのインタビュー記事が掲載された。私はしばし呆れた。  氏について、赴任当初から気にかかることがあった。氏が著書『新・ニッポン開国論』(日経BP)で老人は退くべしとして、「極端なことを言えば、70歳を過ぎたら全員一線を退…

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2011.12.17 (土)

「 ニクソン米大統領の訪中と酷似したクリントン長官のビルマ訪問の真意 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年12月17日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 916 11月30日から3日間、ビルマを訪れたクリントン米国務長官と民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チー氏との対面の様子に、思わず目が吸い寄せられた。しっかりと抱擁し合った二人は、このうえなく息の合ったかたちでアジアの近未来を決定的に変えていくだろう。両氏の互いへの敬いと信頼の深さは、その後明らか…

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2011.11.17 (木)

「 チベット問題で世界に恥じない外交を 」

『週刊新潮』 2011年11月17日号 日本ルネッサンス 第485回 チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ法王14世は10月29日の来日以来、日本各地を精力的に訪れ、3・11の東日本大震災に襲われた日本人を励まし続けた。 宮城県石巻市では津波の傷跡が生々しい被災地の様子に、半世紀以上前の1959年3月に亡命したときの自身の様子を重ね合わせて語ったという。多くのチベット人が中国軍に殺されたこ…

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2011.10.08 (土)

「 ダライ・ラマ法王14世に聞いたチベット亡命政府の民主主義 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年10月8日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 906 9月19日から約1週間、シンクタンク「国家基本問題研究所」代表団とともにインドおよびダラムサラのチベット亡命政府を訪ねた。デリーではネルー首相が創設した伝統あるシンクタンク「世界問題評議会」で日印合同セミナーを開催し、日本からは安倍晋三元首相をはじめとする自民・民主超党派議員団が同行した。 イン…

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2011.01.22 (土)

「 中国とよい関係を築く方法は侵略されない軍事力を持つこと 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年1月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 871 1月7日、北京入りした米国防長官のロバート・ゲーツ氏に見せつけるかのように、中国人民解放軍が、彼らの誇るステルス戦闘機「殲(セン)20」のテストフライトを行った。レーダーにとらえられないステルス戦闘機を配備しているのは、世界で米国だけであり、中国が「殲」の開発を完了したのであれば、中国の軍事力は…

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2011.01.20 (木)

「 これが中国の『領土略奪』常套手段だ 」

『週刊新潮』 2011年1月20日号 日本ルネッサンス 第444回 昨年12月、水資源、領土、貿易不均衡など難問山積の中印関係を観察する貴重な現場に立ち会った。シンクタンク国家基本問題研究所(国基研)とインドのシンクタンク、インド世界問題評議会(ICWA)との意見交換のためにニューデリーを訪れたのだ。私たちの訪問は、中国の温家宝首相のインド訪問と時期が重なり、ざわめくような状況で進行した中印外…

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2011.01.08 (土)

「 インドを訪問して実感した中国の膨張路線のすさまじさ  」

『週刊ダイヤモンド』  2011年1月8日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 869 民主党政権の下での政治漂流の2010年が終わり、新しい年になった。11年を日本再生の年にしなければならない。その第一歩は、激化するアジアの覇権争いのなかで、とにもかくにも間違った方向に行かないことだ。鳩山由紀夫、菅直人、仙谷由人各氏に見られた方向違いの外交に走らないのはむろん、アジアの地政学を見詰めて…

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2011.01.06 (木)

「 日本の生き残る道 」

刮目せよ 激動の2011年 日本の生き残る道 『週刊新潮』 2010年12月30日・2011年1月6日合併号 日本ルネッサンス・拡大版 第442回 惰眠を貪る日本の政治とは対照的に、国際社会は諸国が戦略を練り、素早い判断で行動しなければ食い潰されてしまう覇権争いの時代を迎えている。とりわけアジアでは中国、インド間で国益をかけた熾烈な駆け引きが展開されるだろう。それは、以降100年間の世…

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