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「 イルカ漁の映画『ザ・コーヴ』が日本に突きつける問題の深刻 」

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2010.08.28 (土)

「 イルカ漁の映画『ザ・コーヴ』が日本に突きつける問題の深刻 」

『週刊ダイヤモンド』   2010年8月28日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 851 和歌山県太地町のイルカ漁を隠し撮りした米映画「ザ・コーヴ」(入り江)がアカデミー賞を受賞したのは今年3月だった。以来、内外で激しい論争が展開されている。 「隠し撮りだった」「事実誤認および捏造が多い」などの批判をよそに、映画を主導したイルカ保護活動家のリック・オバリー氏らは、今年秋、第二弾を…

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2010.06.26 (土)

「 なぜ公約の全面見直しなのか 菅首相は説明すべきだ 」

『週刊ダイヤモンド』   2010年6月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 843 菅直人首相はおそらくどの政治家よりも情報公開や説明責任にこだわってきたはずだ。学生時代から消費者運動に力を注ぎ、市川房枝氏の選挙を手伝った。そうした経歴から、情報公開や説明責任を徹底させることで、政治を国民に近づけようという発想が生まれたことは十分、考えられる。 けれど、6月16日に通常国会…

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2010.06.03 (木)

「 普天間迷走8カ月『鳩山首相』は自身の学びを語れ 」

『週刊新潮』 2010年6月3日号 日本ルネッサンス 第413 5月23日、沖縄を再訪した鳩山由紀夫首相は仲井眞弘多(ひろかず)知事と対面し、立ったまま会話を始めた。「日米間のギリギリの交渉」について報告する首相に知事が声をかけた。 「おかけいただけませんか? どうぞ」 着席を促され、首相は「失礼かと……。よろしいですか? 座って恐縮です」と答えて、ようやく着席した(5月24日付『産経新聞…

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2010.05.29 (土)

「 日本、米国、ドイツの3ヵ国が再び世界経済を牽引する 」

『週刊ダイヤモンド』   2010年5月29日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 839 鳩山由紀夫首相の下で政治は機能停止状態だが、日本経済には大きな可能性がある、今後5年ほどで日米独が顕著に浮上すると武者陵司氏は予測する。 氏はドイツ証券東京本社副社長を経て、昨年「武者リサーチ」を設立した。いかにして日本は世界経済の最先端を、再び走り始めるのかを聞いた。 まずドイツの展望であ…

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2010.05.22 (土)

「 政治家に不可欠な戦略構築能力が欠如する鳩山首相では国が危うい 」

『週刊ダイヤモンド』   2010年5月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 838 世界諸国のリーダーたちは、日々の政治を大戦略につなげて考える。近未来、中期的展望、長期的展望と三段階に分けて問題を整理し、対策を講ずる。 大戦略を描くには、自国だけでなく周辺諸国がどのような動きを見せるか、地球をいくつかの地域に分けて各地域がどのような状況にあるかを読み取り、予想しなければなら…

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2010.04.03 (土)

「 米国の医療保険制度改革と中国の影響力増大の懸念 」

『週刊ダイヤモンド』   2010年4月3日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 832 米下院は3月21日の日曜日深夜の本会議で、オバマ大統領の悲願である医療保険制度改革法案を成立させた。過去100年間、セオドア・ルーズベルト大統領以来、誰も成し遂げ得なかった改革を実現させたことで、オバマ大統領は歴史に名を刻んだといえる。 大変革だけに現実は厳しさを伴うだろう。それにしても、オバマ改…

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2010.04.01 (木)

「 それでも普天間を現行案で移設せよ! 」

『週刊新潮』 2010年4月1日号 日本ルネッサンス・拡大版 第405回 どうみても、成熟した大人になりきれていない鳩山由紀夫首相は、普天間飛行場の移設先について、閣議決定を前に打つ手もなく、思案投げ首の苦境に陥った。 移設先は、日本国政府、地元、米国政府の三者の合意なしには決められない。たとえ思いつきの移設先を、首相が呟いたとしても、地元と米国の合意がなければ無意味である。 日本政府…

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2010.02.18 (木)

「 スリランカが守る鳩山援助隊 」

『週刊新潮』 2010年2月18日号 日本ルネッサンス 第399回 日本時間の1月13日にハイチで起きた地震は、総人口1,000万人の国に死者21万人強、被災者300万人強の被害をもたらした。90%以上の建物が崩壊し、首都ポルトープランスは壊滅した。あれから約ひと月、瓦礫の片づけははかどらず、医薬品も食糧も水も不足している。 地理的に見てハイチは米国の裏庭である。それだけにオバマ大統領は直ち…

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2010.02.11 (木)

「 鳩山施政方針のあまりの空疎さ 」

『週刊新潮』 2010年2月11日号 日本ルネッサンス 第398回 夢想家、鳩山由紀夫首相の施政方針演説は、空疎で聞くに堪えなかった。「いのち」という言葉を連発し、力を入れるあまり声が裏返っていた。国民の「いのち」を預かる身として、日本の置かれている現実をもっと冷静に見るべきだろう。 首相は、「生まれくるいのち」「育ちゆくいのち」「働くいのち」を守り、さらに「世界のいのち」も「地球のいのち…

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2010.02.06 (土)

「 普天間飛行場問題で考えるべき 中国の軍事脅威の異常な高まり 」

『週刊ダイヤモンド』   2010年2月6日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 824 1月24日の沖縄県名護市の市長選挙の結果は、鳩山政権の終焉への第一歩となる可能性が大きい。どの国の、どの時代の歴史を見ても、国防の基本を蔑ろにした国は滅びている。鳩山由紀夫首相の友愛外交は、その背後に強固な軍事的備えがあって初めて生きてくるのだが、首相の外交は単なる空疎な言葉だけであり、これでは…

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