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「 弱体化が進む金正恩体制 拉致問題交渉の機会を見逃すな 」

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2016.05.21 (土)

「 弱体化が進む金正恩体制 拉致問題交渉の機会を見逃すな 」

『週刊ダイヤモンド』 2016年5月21日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1133 36年ぶりの北朝鮮労働党大会から読み取れるのは北の四面楚歌である。   北朝鮮側が招待状を出さなかったとはいえ、北朝鮮を守り続けてきた中国は参加しなかった。両国の事実上の没交渉に加えて、金正恩氏の人事からは中国への強い敵愾心が読み取れる。   父親の金正日氏は軍を主軸に据えた「先軍思想」…

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2016.05.19 (木)

「 米国にトランプ政権か、混沌への対策 」

『週刊新潮』 2016年5月19日 日本ルネッサンス 第704回 無論、11月の本選挙で民主党大統領候補との一騎討を制しなければならないが、共和党の指名獲得を確実にしたドナルド・トランプ氏がまた一歩、米国大統領の座に近づいた。5月中旬の現時点で、アメリカの次期大統領が誰になるかを予測するのは不可能だが、それでも、トランプ氏への高い支持の理由と、第45代大統領に就任した場合の氏の政策の分析が…

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2016.05.14 (土)

「 現行憲法擁護派への痛烈な批判である百田氏の著書を読み現実を見る力を 」

『週刊ダイヤモンド』 2016年5月14日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1132  百田尚樹氏の『カエルの楽園』(新潮社)が面白い。百田氏は本書に先駆けて発表した「世界は変わった 日本の憲法は?」と題するDVD制作の総指揮を執った。米国の占領下で日本国憲法が作られた過程、そこから生じた問題を40分弱にまとめたものだ。制作に多少関わった私に、昨年夏、百田氏が秘密を打ち明けた。 …

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2016.05.12 (木)

「 朝日慰安婦報道の背景を分析する 」 

『週刊新潮』 2016年5月5日・12日合併号 日本ルネッサンス 第703回 4月22日、札幌は晴れていた。彼の地で、「朝日新聞」の元記者・植村隆氏が、氏の慰安婦報道を批判した私の記事が名誉毀損に当たるとして損害賠償と謝罪記事掲載などを求め、私及び新潮社、ワック、ダイヤモンド社を訴えた民事裁判の第1回口頭弁論に出廷したのだ。札幌地裁805号法廷は傍聴人で満席だった。   慰安婦報道につ…

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2016.05.07 (土)

「 沖縄の海に広がる珊瑚のがん 海中から見えてくる日本の病 」

『週刊ダイヤモンド』 2016年4月30日・5月7日合併号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1131  手元に圧倒的な迫力で迫ってくる写真集がある。『遙かなるグルクン』(NATIONAL GEOGRAPHIC)、中村征夫氏の作品だ。   氏は長年、東京湾を撮り続けるとともに、日本のみならず世界の海の写真を撮ってきた。主な受賞歴に木村伊兵衛写真賞、講談社出版文化賞写真賞、土門拳賞…

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2016.04.28 (木)

「 世界に流布、中国の慰安婦40万人説 」

『週刊新潮』 2016年4月28日号 日本ルネッサンス 第702回 「中国の新しい反日プロパガンダが本格化し始めました。彼らは慰安婦は20万人ではなく40万人だった、真の被害者は中国人慰安婦だったという資料を作成して欧米社会を説得しています」   明星大学教授の高橋史朗氏が4月15日、インターネット配信の「言論テレビ」の番組で語った。   高橋氏は、2014年12月16日の中国メデ…

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2016.04.23 (土)

「 どの候補も評価できない米大統領選 メディアの攻撃で人材劣化の米国政治 」

『週刊ダイヤモンド』 2016年4月23日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1130  ハワイ大学で私が共に学んだ留学生仲間たちの幾人かはいま米国に住んでいる。さまざまな州に住み、仕事も多岐にわたる。共通点は米国籍を取得し、家族をつくり、米国を愛し、誇りを持って生きていることだ。級友たちは、どちらかといえば民主党支持者の方が共和党支持者よりも多い。   彼らが「いまなぜこの5…

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2016.04.21 (木)

「 ヤルタ協定が招いたモンゴルの悲劇 」

『週刊新潮』 2016年4月21日号 日本ルネッサンス 第701回 「日本はかつての植民地や勢力圏の国々に対して、もっと積極的に関与していった方がいい。フランスのように、旧植民地に対して責任ある前向きの関与があった方がいい」   こう語るのは静岡大学教授の楊海英氏だ。氏は南モンゴル(内モンゴル)のオルドスという高原で生まれた。これまでに『チベットに舞う日本刀』(文藝春秋)、『墓標なき草…

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2016.04.16 (土)

「 司法判断が割れた原発の安全性 重視すべきは専門家尊重の最高裁判断 」

『週刊ダイヤモンド』 2016年4月16日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1129  4月6日、九州電力川内原子力発電所1、2号機の運転差し止めを求めた周辺住民の仮処分申し立てを、福岡高裁宮崎支部の西川知一郎裁判長が棄却した。約ひと月前の3月9日、福井県の関西電力高浜原発3、4号機に運転差し止めの仮処分決定を下した滋賀県大津地裁とは正反対の判断を示した。   司法判断は真っ…

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2016.04.14 (木)

「 日本人にとっての4月の意味 」

『週刊新潮』 2016年4月14日号 日本ルネッサンス 第700回 日本にとって4月は特別な月だ。28日はサンフランシスコ講和条約が発効し、占領下にあった日本が主権を回復して独立した日で、翌29日は昭和天皇のお誕生日である。   29日はいま「昭和の日」に改められているが、長年「みどりの日」という訳のわからない祝日だった。それがようやく「昭和の日」という本来の由来に適った祝日になったが…

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