シンポジウム登壇のお知らせ (2022年4月21日)
「日本国憲法のあり方を考えるシンポジウム4」 ネット視聴券発売中です! ご購入はこちらから アーカイブで5月11日午後11時までご覧いただけます。 日時:令和4(2022)年4月21日(木) 17:30~20:00 会場:よみうりホール(千代田区有楽町1-11-1) 内容・登壇者: 第一部 基調講演(40分) 櫻井よしこ 第二部 パネルディスカッション(95分) 安倍晋三元首相…
「 いま日本に必要な正しい政軍関係 」
『週刊新潮』 2022年4月14日号 日本ルネッサンス 第995回 有事に近くなればなるほど、政治と軍事の関係、政治家と軍人の関係が正常に保たれ十分な意思の疎通があることが大事になる。しかし、昭和20年の敗戦以降、日本は軍事に関するおよそ全てのことを忌み嫌うようになり、正常な政軍関係と言えるものも消え去ってしまった。 ロシアによるウクライナへの侵略戦争を見て、多くの人が日本の守りは大…
「 ウ軍大奮闘は国防精神と準備の成果 」
『週刊新潮』 2022年4月7日号 日本ルネッサンス 第994回 本稿執筆中の3月29日、トルコでウクライナとロシアの4回目の交渉が行われる。予断は許さないがゼレンスキー大統領側もロシア側も停戦合意に達する可能性について言及している。 他方、米国のバイデン大統領は、3日前の26日、訪問先のポーランドの首都ワルシャワでプーチン露大統領によるウクライナ侵略戦争は「長い戦いになる」と語った…
「 自民安保調査会、国民を裏切るな 」
『週刊新潮』 2022年3月31日号 日本ルネッサンス 第993回 自民党安全保障調査会(以下、安保調査会)は視野狭窄症か。小野寺五典元防衛相が会長を務める同調査会に、現実を踏まえた議論を期待するのは無理なのか。 3月16日、安保調査会は「有識者」3人を招いて「拡大抑止」や「核共有(ニュークリア・シェアリング)」について意見をきいた。 拡大抑止とは、日本が核攻撃を受けた場合、米…
「 命懸けの祖国防衛戦、その尊さを知れ 」
『週刊新潮』 2022年3月24日号 日本ルネッサンス 第992回 ウクライナを逃れた女性、子供、お年寄りは、3月15日時点で280万人に達した。夫や息子は祖国を守るために残る。妻は子供や年老いた両親を守るため、国外に避難する。涙の惜別の後、彼らが再び会える日がくるのか、誰にも分からない。 他方ウクライナ国内には4000万人以上が残っている。男性だけでなく、女性も子供もお年寄りもだ。…
「 岸田首相はウクライナ危機に学べ 」
『週刊新潮』 2022年3月17日号 日本ルネッサンス 第991回 プーチン露大統領はウクライナ侵略に関して「目的達成まで攻撃はやめない」と宣言した。「我々は核大国だ」と発言し、プーチン氏のロシアは核の使用も人道に対する罪も厭わないと世界に伝えた。冷戦終焉から約30年、私たちは核を持った狂気の独裁者の恫喝に直面している。 ウクライナ問題は常に日本にひきつけて考えることが大事だ。日・ウ…
「 軟弱国家、独が目覚めた日本も続け 」
『週刊新潮』 2022年3月10日号 日本ルネッサンス 第990回 危機は突然、予想を超えて押し寄せる。力のみを信奉する国に話し合いや友誼などは意味をなさない。剥き出しの力だけが物を言う。 プーチン露大統領は軍事大国としての力を頼りにウクライナの属国化を目指して攻めた。「我々は核大国だ」と発言し、核使用も厭わない構えで恫喝した。全面侵攻開始は2月24日。2、3日で制圧されると見られて…
「 日本再生、大学の講座制を廃止せよ 」
『週刊新潮』 2022年3月3日号 日本ルネッサンス 第989回 ノーベル化学賞候補者に名前が挙がる中部大学教授の山本尚氏が「日本人よ、感動できる人間になれ」と叱咤している。「感動を知っている子供は、必ずその後の人生で大きく成長できる。大人になってから、発明や発見をできる人になる。大きな仕事にも成功する」と、近著『日本の問題は文系にある』(産経新聞出版)の中で言い切っている。 家族、…
「 ウクライナ危機は他人事ではないぞ 」
『週刊新潮』 2022年2月24日 日本ルネッサンス 第988回 ジェイク・サリバン米国家安全保障担当大統領補佐官が2月11日、ウクライナ在住の米国人全員に48時間以内の退避を勧告した。20日閉幕の北京冬季五輪の間にもロシア軍のウクライナ侵攻があり得るとして、侵攻は空爆とミサイル攻撃で始まり、国籍を問わず民間人が犠牲になる可能性があると語った。「退避できたのにしなかった人々を救出するために…