「 政権担当の資格はありや希望の党 」
『週刊新潮』 2017年10月12日号 日本ルネッサンス 第773回 安倍晋三氏の自民党を選ぶのか、小池百合子氏の、名目上は希望の党だが事実上の民進党を選ぶのか、10月の選挙はわが国の命運を左右する政権選択選挙となった。 それにしても前原誠司氏はどんなことを期待して、150億円に上る政党交付金と680万票を有するといわれる労組、連合をつけて、小池氏に民進党を差し出そうとしたのだろうか…
「 希望の党は議席への「欲望の党」 安倍首相は国の危機管理巡り論戦挑め 」
『週刊ダイヤモンド』 2017年10月7日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1201 民進党が小池百合子氏の「希望の党」に吸収される。「しがらみのない政治」「日本をリセットする」「寛容な改革保守政党を目指す」と小池氏は語る。具体的に何を指すのか不明だが、その核心は民進党代表の前原誠司氏の「どんな手段を使っても、どんな知恵を絞ってでも安倍政権を終わらせる」という言葉に凝縮されている…
「 北朝鮮脅威の高まりで国難突破解散 」
『週刊新潮』 2017年10月5日号 日本ルネッサンス 第772回 北朝鮮危機の中で安倍晋三首相が衆院解散を表明した。野党は早速、「大義がない」「森友・加計疑惑隠しだ」などと批判した。だが野党はつい先頃まで、森友・加計問題に関連して、早期の解散総選挙を求めていた。それが本当に選挙となると反対するのはどういうことか。 安倍首相は9月25日夕方の記者会見で解散の理由として、消費税の使途に…
「 自民党は憲法改正へ正面から問題提起を 長期の国家戦略を念頭に議論始めるべき 」
『週刊ダイヤモンド』 2017年9月30日 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1200 9月19日、ドナルド・トランプ米大統領が初めての国連総会演説で拉致問題に言及した。 「かわいらしい13歳の日本の少女は古里の海岸からさらわれ、北朝鮮のスパイの日本語教師にさせられた」 米国の大統領による思いがけない言及に、横田早紀江さんが笑顔で取材に応じていた。その2日前に開催された…
「 日本の実力、備えもなしに国民は守れない 」
『週刊新潮』 2017年9月28日号 日本ルネッサンス 第771回 横田めぐみさんの拉致から今年で40年、家族会結成から20年、蓮池薫さんら5人の帰国から15年だ。 長い年月が過ぎ去ってしまった。13歳のめぐみさんは53歳に、御両親の滋さんと早紀江さんは84歳と81歳になった。それでもまだ、日本国は拉致被害者を救い出し得ていない。なぜか。 この問いについて私は昨年12月22日号…













