「 山は動くか、日露平和条約への誘い 」
『週刊新潮』 2018年9月27日号 日本ルネッサンス 第820回 「年内に無条件で日露平和条約を締結しよう」 極東のウラジオストクで開催された東方経済フォーラムで、プーチン露大統領が安倍晋三首相に、突然、呼びかけた。これまで、日露間で幾度も話し合われたが、領土問題は少しも解決に近づかず、平和条約締結も前進しなかった。それがいま、今年中の平和条約締結をというのだ。その精神は1956年…
「 アリババ集団マー会長退任の背後に金持ち排除を進める習近平主席の影 」
『週刊ダイヤモンド』2018年9月29日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1248 中国電子商取引(EC)最大手、アリババ集団のジャック・マー会長が五四歳の誕生日、9月10日を期し会長職を退くと米「ニューヨーク・タイムズ」紙が報じた。 3日後、アリババ集団は、退任は今年ではなく、来年の9月10日だと発表した。マー氏が株主に宛てて公開した書簡には「大好きな教育分野に戻りたい。…
「 全道停電は原子力規制委の知的怠惰が原因 」
『週刊新潮』 2018年9月20日号 日本ルネッサンス 第819回 9月6日未明、北海道が最大震度7の地震に襲われた。9日現在で犠牲者は42人、1人が行方不明だ。 地震の被害をさらに広げたのが、わが国初のブラックアウトの発生だ。電力喪失でサーバーも工場のモーターも全て停止し、新千歳空港もJRも物流も止まった。モーターで汲み上げる水道も止まった。病院の生命維持装置、透析機器、保育器も動…
「 支離滅裂に映る細川元首相のインタビュー 闇雲な政権批判はメディアの真価にあらず 」
『週刊ダイヤモンド』 2018年9月15日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1247 雑誌「選択」があらぬ方向に迷走中だ。巻頭インタビューは控え目に言って無意味である。明らかな誤報や歪曲報道も目立つ。 選択の誇りは日本の大戦略を示し、論ずることで言論界に重きをなすことだったのではないか。闇雲な政権批判が物言うメディアの真価だと考えているとしたら、無責任な野党並みだ。 …
「 報ステは福島の風評被害を煽るのか 」
『週刊新潮』 2018年9月13日号 日本ルネッサンス 第817回 8月30、31の二日間、福島第一原発(1F)から出るトリチウムを含んだ水の処分について、福島県富岡町などで公聴会が開かれた。地元在住で、NPO法人ハッピーロードネット理事長の西本由美子さんが心穏やかならずといった風情で語った。 「マスコミ報道は今回も表面的で事態の混乱を煽り立てるだけでした。地域の実情や地元の思いを知…













