「 日本人がキリスト教と出会った戦国時代 私たちは真の歴史を知っておくべきだ 」
『週刊ダイヤモンド』 2019年3月2日 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1269 三浦小太郎氏が『なぜ秀吉はバテレンを追放したのか』(ハート出版)で、戦国の武将たちが目指した国造りの理想と苦労をじっくり描いている。 豊臣秀吉らのキリスト教排斥を理解するには、日本人がキリスト教と初めて出会った戦国時代より前の中世の日本の実態を知らなければならないとし、三浦氏は当時の日本を「…
「 韓国国会議長の暴言は、歴史修正の典型 」
『週刊新潮』 2019年2月28日号 日本ルネッサンス 第841回 韓国の国会議長、文喜相(ムンヒサン)氏の暴言が止まらない。元慰安婦に関して天皇陛下の謝罪を求めた自らの発言に対し、日本が謝罪と撤回を要求した件について、2月18日の韓国の聯合ニュースの取材に応じ、日本を「盗人たけだけしい」と批判した。「謝罪する側が謝罪しないのに、なぜ私に謝れというのか」というのだ。 そもそもの発端は…
「 チベット人に切実な法王後継者問題 中国共産党から仏教を守り通せるか 」
『週刊ダイヤモンド』 2019年2月23日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1268 米議会は昨年10月、超党派で「中国に関する議会・行政府委員会の年次報告書」を発表、中国共産党政府の少数民族弾圧は、「人道に対する罪」だと明記した。時効のない、最も厳しく追及されるべき犯罪という意味だ。 同報告書は新疆ウイグル自治区を焦点としたが、チベットも同じである。中国政府のチベット弾…
「 こんなに違う皇室と清朝帝室の姿 」
『週刊新潮』 2019年2月21日号 日本ルネッサンス 第840回 加藤康男氏の『ラストエンペラーの私生活』(幻冬舎新書、以下『私生活』)は、私たちがいま「中国」と呼ぶあの大きな国を統治してきた権力者、彼らの価値観や倫理の、余りにも日本と異なる実態を描いていて興味が尽きない。 日本の皇室、さらには社会の実権を握りながらも皇室を権威として敬う政界や経済界の日本人と、漢民族か否かを問わず…
「 柔軟路線へ移行する米国の対北朝鮮政策 日本にとっても朝鮮半島外交は正念場だ 」
『週刊ダイヤモンド』 2019年2月16日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1267 トランプ米政権の北朝鮮担当特別代表、ステファン・ビーガン氏が、その職に就いて5カ月、初めて公式の場で講演した。 1月31日、スタンフォード大学での講演で明確になったのは、トランプ政権の対北朝鮮政策の進め方が変わるということだ。一口にいえば、北朝鮮が核廃棄を明確な形で成し遂げない限り見…













