「 米露接近への焦りは禁じ手 日本は今こそ国益を計れ 」
『 週刊ダイヤモンド 』 2003年2月15日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 481回 一人ひとりの人生の展望は、各自が切り拓かなければ見えてこないのと同じく、一国の運命も、その国が目標を定め、自力で取り組まなければ拓けてはこない。 外務省が、尖閣諸島のうち、魚釣島など三島を埼玉県在住の持ち主から借り上げていたことが、1月末に発覚した。転売を防ぎ、日本国の領土として安定して管理す…
「 いまだ町長権限を擁護する議員の暴言こそ許しがたい 」
『週刊ダイヤモンド』 2003年2月8日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 480回 豊郷(とよさと)小学校の改修か建直しかをめぐって、人口約7000人の豊郷町は、3月9日に町長リコール(解職請求)の住民投票を行なう。 人びとが何世代にもわたって互いを知っているこの小さな町がリコール騒動に至るまでには、いくつかの山があった。豊郷小学校を解体し、新校舎を建てようとする大野和三郎町長らの…
「 壊そうとする神経を疑う理想的な“学び舎”の存在 」
『週刊ダイヤモンド』 2003年1月25日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 478回 町長らが取り壊そうとしたのを、卒業生らが中心になって反対運動を展開し、ようやく取壊しを逸れた滋賀県豊郷(とよさと)小学校の概要を見た。 ひと目で、この小学校が好きになった。中仙道に沿った小さな町にある豊郷小学校は、1937(昭和12)年以来の歴史を温かく静かに伝えている。 構造は鉄筋コンクリートな…
「 国益追求型の国際社会にどう加わるかが日本の課題 」
『 週刊ダイヤモンド 』 2003年1月18日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 477回 国益の乱舞する時代が21世紀である。国際社会の対立軸は、イデオロギーに取って代わって、ドライに主張される国益となる。 国家観や民族意識の極端に希薄な日本は、拉致問題の真実が明らかになるにつれて、久しく忘れていた国家や民族について考え始めた。その日本が緊急に取り組むべき課題は、米国のイラク攻撃に…
「 北朝鮮外交成功のためには日本側の窓口一本化が必要 」
『週刊ダイヤモンド』 2003年1月11日早春号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 476回 13歳で姿を消した娘の子どもが15歳で見つかった。失踪した娘と同じ年ごろの孫に会いたいと思う気持ちは、ごく自然なものだ。 だが、横田滋さんは昨年12月24日、安倍晋三副長官に「北朝鮮には行きません」とあらためて報告した。行きたい、しかし、利用されかねないと、揺れる滋さんを説得したのは息子の拓也…













