「 露わになった中国の膨張主義 」
『週刊新潮』 '05年3月10日号 日本ルネッサンス 第156回 「国際社会から、中国と平和的に交渉せよと台湾は言われるのですが、どれほど交渉しても何も得られないのが台中関係です。一つの中国を受け容れれば台湾は併合され、受け容れなければ中国が交渉のテーブルにつきませんから」 こう述べるのは、台湾政府の国策顧問の黄昭堂氏だ。氏は3月5日からの中国の全国人民代表大会で「反国家分裂法」が制定さ…
「 北朝鮮の脅しは驚くに値せず 今、拉致問題を名目に制裁をしておくべきこれだけの理由 」
『週刊ダイヤモンド』 2005年3月5日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 582 北朝鮮の金正日総書記が、2月21日の中国の王家瑞(ワンチアロイ)・中国共産党対外連絡部長との会談で、「条件が成熟すればいつでも六ヵ国協議の席に着く。われわれは六ヵ国協議に反対しておらず、離脱することなどなおさらない」と述べたそうだ。2月10日に、六ヵ国協議への参加を「無期限に中断する」とおど…
「 元左翼学生が開く韓国の将来 」
『週刊新潮』 '05年3月3日号 日本ルネッサンス 第155回 韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領は、大統領選挙のときに額のシワ取り手術をした。最近は二重瞼の手術を受けた。医療上の必要性があったとも報じられたが、額の手術と合わせて考えれば、外見をよくしたいとの思いもあったと思われる。政治家が容貌を気にするのは珍しくない。金大中前大統領は公けの場に姿をみせるとき、往々にして厚化粧を施していた…
「 軽視できない中国海軍の最新鋭キロ級潜水艦購入 防衛予算は削るより増やせ 」
『週刊ダイヤモンド』 2005年2月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 581 2月中旬、マラッカ海峡を抜けてマレー半島とスマトラ島のあいだを航行し、シンガポールの南端を回り込んで南シナ海を北上し続ける3隻の船の姿があった。中国のフリゲート艦(駆逐艦)2隻と貨物船1隻である。 フリゲート艦は「江衛(ジャンウェイ)」と「福清(フーチン)」である。両艦に守られるかたち…
「 『個人的怨念』で反日左翼路線を突き進む『盧政権』 」
『週刊新潮』 '05年2月24日号 日本ルネッサンス 拡大版 第154回 特集 「韓国」最新レポート (後編) 盧武鉉大統領は“恨の国”韓国の、“恨(ハン)の人”である。彼の下で韓国はいま、これまでの韓国を作りあげてきた人々と彼らを支えた価値観を全否定し、新たな社会主義的国家を築こうとしている。米国との協力よりも民族協調が大事だと主張して、盧武鉉大統領は反米親北路線をとり続ける。鋭…













