「 自覚せよ、外交は冷徹な計算だ 」
『週刊新潮』 '06年3月16日号 日本ルネッサンス 第206回 「民主主義は単なる政体の形を超えて、我が国の国柄の精髄である」 米国のブッシュ大統領がこう語れば、インドのシン首相も応えた。 「民主主義と人権への情熱的誓い、法の前の平等原則への尊敬、言論と信条の自由への配慮が、我々をして一筋の道の同じ側に立たしめる」 ブッシュ大統領はさらに「我々は共通の価値観に基づいて戦略的パー…
「 米中が互いに牽制し合うなか中国の『以経促統』政策で懸念される台湾の内部崩壊 」
『週刊ダイヤモンド』 2006年3月11日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 632 昨年12月の総選挙で台湾人の政党の与党民進党はなぜ大敗したのか。陳水扁(チンスイヘン)総統はその原因を、自分の政策が十分に台湾を意識したものではなかったからだと分析したのではないか。大敗後、陳政権は急速に台湾色を出しつつある。 まず、今年元日の演説で陳総統は、台中間の経済交流は「…
「 日米関係の重要性を再確認せよ 」
『週刊新潮』 '06年3月9日号 日本ルネッサンス 第205回 2月22日、イラク中部サマラで起きたイスラム教シーア派の聖地「アスカリ聖廟」の爆破をきっかけに激化したイラク国内の宗派の対立は、日本に対米、対イラク外交の注意深い再検討を迫るものだ。 アスカリ聖廟を爆破した犯人は特定されていないが、シーア派は対立するスンニ派への報復攻撃を繰り返し、死者は日々増え続けている。両派の対立には千数…
「 特会改革の方向は正しいが国益という発想が欠落している 」
『週刊ダイヤモンド』 2006年3月4日号 特集 「特別会計」を解体せよ! 第2の予算400兆円利権をめぐる攻防 閣議決定された「特別会計の見直しについて」は、政治家が官僚群に太刀打ち出来なかったことを物語っている。改革自体は正しいにもかかわらず、なぜ、最終的に骨抜きにされてしまうのか。私は道路公団改革を連想せずにはいられない。 おカネは魔物である。それを持つ人、組織、国の…
「 政府への批判・非難の噴出で中国にもようやく変化の予兆 今こそ強権外交に屈するな 」
『週刊ダイヤモンド』 2006年3月4日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 631 2005年、中国では87,000件の政府への抗議および暴動があったという。日々238件である。共産党の一党専制的支配が徹底されている中国で、これほど多くの批判・非難や抗議が日々噴出していることの意味は大きい。 中華人民共和国政府は建国当時から、国民を農民と非農民に二分し、差別的統治を行…













