「 道路改革、それぞれの顛末 」
『週刊新潮』 '06年9月28日号 日本ルネッサンス 第232回 いよいよ小泉純一郎氏の政権が幕を閉じる。小泉政治を彩ったドラマのひとつが道路公団民営化である。 明らかな失敗に終わった民営化の顛末も興味深い。まず道路公団元総裁の藤井治芳氏である。 氏は03年10月、国土交通大臣から解任され、それを不服として東京地裁に処分取り消しの訴訟をおこした。地裁は今年9月6日、藤井氏の訴えを棄…
「 『悠仁親王』ご誕生でも低調な世論 皇室への無関心こそ最大の危機 」
『週刊ダイヤモンド』 2006年9月23日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 658 秋篠宮家にお生まれになったお子さまは、9月12日、悠仁(ひさひと)と名づけられた。悠久の日本の伝統を継がれるのにふさわしいお名前である。お印の高野槇は日本固有の常緑樹で高くまっすぐに育つ。皇室の未来が、お名前とお印の示すように、悠久の歴史を偽りなくまっすぐに貫き、続いてほしい。 注目さ…
「 『皇位継承』に突きつけられた課題 」
『週刊新潮』 '06年9月21日号 日本ルネッサンス「拡大版」 第231回 皇室に親王が誕生された。皇室をめぐる眼前の危機を救い、拙速な改革への静かなる峻拒となった親王の誕生は、何よりもまず、日本人に皇室について考え、学ぶ時間を与えてくれた。 戦後の教育で、日本人は殆ど自国の歴史を学んでこなかったが、皇室についてはとりわけそうだ。皇室の歴史や由来、それが日本という国にどんな形で織り込…
「 対露外交で取るべき正攻法は? Part.2 道義的に優位な日本こそ力を蓄えよ 」
『週刊ダイヤモンド』 2006年9月16日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 657 暴力による支配を軸に成り立つ“力治国家”ロシアから日本固有の北方領土を、どうしたら取り戻せるのか。日本国際フォーラム理事長の伊藤憲一氏は、まず日本側が、対露認識を根源的に改めることだと指摘する。 ロシアが、ソ連時代も含めて今日まで、国際法も道義も踏みにじってきたことを日本は十二分に体…
[特別レポート]「 『小泉政権5年』を採点する[内政編] 」
『週刊新潮』 '06年9月14日号 日本ルネッサンス 拡大版 第230回 約5年間にわたる小泉政権の内政は、深い落胆なしには語り得ない。小泉純一郎首相は、攻撃の場面において最も冴えわたる。首相にとって政治は政局に他ならない。全ての事柄は、政敵を斃し、勝つための材料として値踏みされる。その事柄の国家にとっての意義とは無縁の次元で、小泉政治は展開されてきた。 首相を超現実主義のマキャベ…













