「 なぜ日本経済は〝一人負け〟になったか 」
『週刊新潮』'08年2 月7日号 [特集] 日本ルネッサンス・特別編 第299回 経済大失速を招いた「福田首相の無策」 1月21日、官邸記者団との会見で、株価下落は政府の政策不在が原因だと言われていると質されると、福田康夫首相は気色ばんで言った。 「そんなふうな専門家はいますか? ちょっとお顔を拝見したい」。プライドを傷つけられた首相の苛立ちを冷笑するかのように、株価は翌日も下げた。 他方、…
福田首相“無策政治”の背景にある日本本来の力への認識不足
『週刊ダイヤモンド』 2008年2月2日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 725 福田康夫政権の下で株価下落が続いている。下落が日本だけの問題でないのは確かだが、それでも福田政権の無策は見るに堪えない。なぜ、これほど無策なのか。問題への理解の欠落以前に、首相は日本の持てる力に気づいていないと思えてならない。 日本への愛も信頼も欠くかのような福田流政治への憤りが静められ、慰…
「 私たちはなぜ「国基研」を作ったか 」
『週刊新潮』'08年1 月31日号 日本ルネッサンス 第298回 昨年12月、志を同じくする人々とともに、私は国家基本問題研究所(国基研)を設立した。英語名をJapan Institute for National Fundamentals(JINF)という。純民間で、いかなる組織にも縛られない完全に独立した政策研究所である。 これはずっと長い間の私の夢だった。戦後日本の、国家とはいえない在り…
株式市場の停滞が雄弁に告げる福田政権における政治決断能力の欠如
『週刊ダイヤモンド』 2008年1月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 724 優れた企業と人材を多く擁し実力のあるはずの日本が、株式市場でひとり負けしている。昨年1年間で株価を下げた国は五ヵ国あり、日本は世界で2番目に大幅に株価を下げた国だった。 なぜこうなるのか。その問いと、薬害肝炎問題で患者側が「120%の出来栄え」と評価するほどの解決策を提示し、和解にこぎ着けたにも…
「 中国が喜んだ台湾立法委員選挙 」
『週刊新潮』'08年1 月24日号 日本ルネッサンス 第297回 1月12日の台湾立法委員(国会議員)選挙はおよそすべての予測を超える野党国民党の大勝利だった。人口の85%を台湾人(本省人)が占める台湾で、台湾人の政党である民進党が結党以来の大惨敗を喫したのだ。 勝利した国民党は、定数113議席の3分の2を上回る81議席を獲得、27議席にとどまった民進党を圧倒した。国民党は総統を罷免することが出…













