「 危うし、民主党国防政策の揺らぎ 」
『週刊新潮』 2009年10月8日号 日本ルネッサンス 第381回 日本最西端の国境の島、与那国島は沖縄本島から約500キロ、九州南端の鹿児島からは約1,000キロも離れている。長径1,000キロとは、東京を基点に北に向かえば北海道の名寄、紋別、網走まで、西に向かえば本州、九州を飛び越して種子島までの距離である。 この広い海域に点在する島々が、日本の排他的経済水域を広大ならしめ、日本を世界第6…
「 温室効果ガス25%削減で国民はいくら負担するのか 」
『週刊ダイヤモンド』 2009年10月3日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 807 日本時間の9月22日夜、鳩山由紀夫首相はニューヨークの国連本部で開かれた国連気候変動首脳会合の開会式で演説した。2020年までに温室効果ガスを1990年比で25%削減するという中期目標を表明した。 目標値達成は、全ての主要国の参加による意欲的な目標の合意が前提となるとの条…
「 特集 国防最前線を担う最果ての島『与那国』ルポ 」
『週刊新潮』 2009年10月1日号 日本ルネッサンス 拡大版 第380回 「国境」が危ない」 【後編】 9月2日、尖閣諸島の上空を飛んだ。海原に浮かぶ日本固有の領土の周辺海域には海上自衛隊の船と海上保安庁の船が巡回していた。中国が東シナ海で着々と開発を進めるいま、この美しい海は中国の侵食から日本を守る緊張の海でもある。 尖閣諸島とともに、日本の国境を形成するのが与那国島だ。日本列島最西端に…
「 切迫する朝鮮半島の有事 民主党政権は“備え”を急ぎ考えよ 」
『週刊ダイヤモンド』 2009年9月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 806 ソウル発時事電が、9月13日、平壌の一般家庭向け有線ラジオ放送で、金正日総書記の三男の正雲氏が実名報道され、氏の資質や能力が賞賛されていると伝えた。金総書記が後継者の国民への認知、徹底を急いでいるのであろう。 金総書記が死亡や、さらなる重病で執務不能となるとき、北朝鮮は大混乱に陥ると思われる。19…













