「 国際社会に調査捕鯨の意義を説け 」
『週刊新潮』 2011年3月3日号 日本ルネッサンス 第450回 中国やロシアの横暴に屈するだけでなく、日本は国際社会のならず者集団にも屈する国になり果てたのか。自ら闘うことを全く考えない国が、自らを守ることなど出来るはずがない。それが2月18日、米国の反捕鯨団体シー・シェパード(SS)の妨害ゆえに調査捕鯨を中止すると発表した鹿野道彦農林水産相の世界へのメッセージである。 暴力は、それに屈す…
「 自由と民主主義とは別の価値観を力で押しつける勢力との対峙 」
『週刊ダイヤモンド』 2011年2月26日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 876 2月10日、エジプトのムバラク前大統領は、最後の演説を行った。スレイマン副大統領に権限の一部を移譲し、自身は9月まで現職にとどまって、即時辞任は拒否すると述べたのだ。米国のオバマ大統領はこの演説に怒り、エジプト軍もこれを了承せず、結果として、30年に及ぶムバラク体制はこの時点で崩壊した。 その…
「 高速道路無料化を根本的に見直せ 」
『週刊新潮』 2011年2月24日号 日本ルネッサンス 第449回 国交省は2月9日、新たな高速道路無料化の社会実験区間を発表した。昨年度の区間を継続する一方で、6月から時間帯や車種を問わない無料化区間を329キロ延ばして計1,981キロ、全高速道路の22%に増やす。一方、トラックやバスなど中型車以上の夜間無料化区間を、北海道、東北、北陸日本海側、九州西岸などを中心に1,493キロ設けるという…
「 貧困と過激派の芽が混在し難航するエジプトの政権移譲 」
『週刊ダイヤモンド』 2011年2月19日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 875 オバマ大統領がエジプトのカイロに元駐エジプト大使のウィズナー氏を特使として派遣したのは、ムバラク大統領に即時、もしくは早期に退陣するよう説得するためだったと見られていた。 だが帰国したウィズナー氏は五日、オバマ大統領に、ムバラク大統領による政権維持が今致命的に重要で、米国は即時辞任など求めるべき…
「 帰米日系人が辿った戦争の歴史 」
『週刊新潮』 2011年2月17日号 日本ルネッサンス 第448回 2月5日、千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館で「日系アメリカ人の戦時強制収容の記録」を見た。日系3世の伊奈さつきさんの家族史を軸に、帰米日系人が第二次世界大戦の前後、また大戦の最中、どのように扱われ、どのように生きたかを描いた約60分の実録映画である。 帰米とは、米国生まれで米国籍を持ち、教育などを日本で受け、再び米国に戻った日…













