「 翁長知事完全敗北で沖縄の新未来 」
『週刊新潮』 2016年2月4日号 日本ルネッサンス 第690回 全国的に注目された沖縄県宜野湾市の市長選挙で1月24日、同市の抱える普天間飛行場の返還実現を訴えた現職の佐喜眞淳氏(51)が、新人で翁長雄志知事の支援する志村恵一郎氏(63)を破って、大勝した。 約2万7700対2万1800、5900票差の勝利を現地紙『沖縄タイムス』は「圧勝」と書いた。普天間返還と辺野古への移設がセ…
「 国際社会に無関心な米国の堕落 頼れない日本の生きる道は憲法改正 」
『週刊ダイヤモンド』 2016年1月30日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1118 連日、米大統領選挙に関する情報がにぎやかだ。共和党候補の1人、ドナルド・トランプ氏の極論や民主党有力候補のヒラリー・クリントン氏との舌戦は、米国の混迷の深さを示している。 泡沫候補と評されていたトランプ氏が、なぜこうも高い支持を受け続けるのか。背景には過激派組織「イスラム国」(ISIL…
「 台湾新政権、現状維持を日米が支援 」
『週刊新潮』 2016年1月28日号 日本ルネッサンス 第689号 台湾の運命だけでなく日本及びアジア全体、ひいては米中関係の行方にも大きな影響を与える台湾の総統選挙は、野党・民進党主席の蔡英文氏の大勝利に終わった。そしていま、再び「日米台vs中国」の構図が鮮明になりつつある。 「加油台湾! 加油台湾!」「台湾!台湾! 台湾!」 1月15日、ざんざん降りの雨の中、民進党の勝利…
「 チベット弾圧しながら海外仏教徒は歓待 仏教を共産党のためだけに使う中国の狡猾 」
『週刊ダイヤモンド』 2016年1月23日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1117 チベット亡命政府首相、ロブサン・センゲ氏の話は思いがけない内容だった。チベット、つまり、中国に併合され土地も資源も奪われて今日に至るチベット自治区では、漢民族に破壊された寺院の修復が進みチベット仏教が静かに着実に復活しつつあるというのだ。センゲ氏は1月9日から13日まで、首相として2度目の訪日を…
「 チベットの悲劇、許し難い中国の蛮行 」
『週刊新潮』 2016年1月21日号 日本ルネッサンス 第688回 1月の連休中に、3年9か月振りに日本を訪問したチベット亡命政府の首相、ロブサン・センゲ氏にお会いした。米国ハーバード大学で上級研究員の地位にあった氏は、2011年8月にチベット人の自由選挙によって首相に選ばれ、亡命政府のあるインド北部のダラムサラに戻った。ダライ・ラマ法王14世から政治指導者の地位を受けついだ氏は、今年8月…













