「 歪められたのか、歪みが正されたのか 興味深い前川・加戸両氏の正反対の主張 」
『週刊ダイヤモンド』 2017年7月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1191 7月10日、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画問題に関して、衆参両院の閉会中審査が実施された。 興味深かったのが前川喜平前文部科学事務次官と加戸守行元文科大臣官房長の正反対の主張だった。 前川氏は加戸氏の元部下。加戸氏は退官後の平成11(1999)年に愛媛県知事に就任。3期12年…
「 世界の指導者になれない残酷な中国 」
『週刊新潮』 2017年7月20日号 日本ルネッサンス 第762回 これまで多くの首脳会議の集合写真を見てきたが、アメリカの大統領が端に立っている場面は思い出せない。その意味でドイツ・ハンブルクで7月7日から開かれた主要20か国・地域首脳会議(G20サミット)の集合写真は印象的である。 前列ほぼ中央にアンゲラ・メルケル独首相が立ち、その左に中国の習近平主席、さらに左にロシアのウラジー…
「 置き去りにされた本質の議論 摩訶不思議な「加計学園」問題 」
『週刊ダイヤモンド』 2017年7月15日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1190 学校法人「加計学園」問題は摩訶不思議な問題である。とりわけ不思議なのが前文部科学事務次官の前川喜平氏だ。氏が現役の文科次官だった時、新宿歌舞伎町のいかがわしい店に頻繁に出入りしていたことはすでに報じられている。その店を取材した新聞社や雑誌社の記者に尋ねると一様に、「買春が目的と思われても仕方の…
「 軍艦島を第二の慰安婦問題にするな 」
『週刊新潮』 2017年7月13日号 日本ルネッサンス 第761号 「月刊Hanada」8月号の「特集 国連の正体」に、藤井実彦氏が驚くべき記事を書いている。 日本軍が朝鮮半島の女性たちを性奴隷にしたという根拠のない出鱈目話をまとめたのは、周知のように国連特別報告者のクマラスワミ氏だ。クマラスワミ報告書は一読しただけで虚偽だとわかる代物である。藤井氏は藤岡信勝氏らが主宰する同報告書の…
「 ユネスコ制度改革への日本の働きかけ 方法正しくても実を結ぶかは不透明だ 」
『週刊ダイヤモンド』 2017年7月8日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1189 「朝日新聞」が6月24日、「ユネスコ『世界の記憶』 『政治案件』一部除外へ」という記事を報じた。 ユネスコ「世界遺産」の登録小委員会が、拓殖大学客員教授の藤岡信勝氏らが申請した「中国大陸における通州事件とチベット人虐殺」に関する申請は「『世界の記憶』の基準に合致しない」旨、通知してきたとい…













