櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

「 何が原因なのか、日本のBSE 」

BSE問題」の検索結果: 7
2006.02.23 (木)

「 何が原因なのか、日本のBSE 」

『週刊新潮』 '06年2月23日号 日本ルネッサンス 第203回 日本の食品安全政策は、少なくともBSEに関する限り、不正直で非科学的だ。そのことを再確認させるのが、北海道BSE対策本部の発表である。同対策本部は2月9日、国内で22頭目のBSE感染牛に肉骨粉が給与されていたことを強調、これは直ちに「22頭目BSE牛飼料に肉骨粉」「国内初の確認」などと報じられた。 だが、彼らは故意か偶…

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2003.09.20 (土)

「 農水省が隠したいBSEの感染源 」

『週刊新潮』 2003年9月25日号 日本ルネッサンス 第85回 8月28日、農林水産省のBSE(牛海綿状脳症)疫学検討チームはBSEの感染源及び感染経路の可能性として、7つの仮説を発表した。同チームは再発防止策を盛り込み、今月中にも報告書を作成する予定だ。 検討チームが列挙した7つの原因の内、4つまでが肉骨粉に関連した内容だ。生まれたばかりの子牛に与えられる代用乳及び配合飼料に入っていた動…

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2003.02.17 (月)

「 真のBSE感染源隠しのため対策費を乱用する農水省の罪 」

『 週刊ダイヤモンド 』 2003年2月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 482回 「日本は農場でBSE(牛海綿状脳症)が発見される段階に入りました。それを示しているのが、6頭目とされた和歌山県の牛です」 ウイリアムマイナー農業研究所代表の伊藤紘一氏はこう述べた。日本では、2001年9月にBSE感染牛の最初のケースが発見され、今年1月末までに計7頭の感染が明らかにされた。7頭す…

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2002.02.02 (土)

「 脳髄スッカスカの農水官僚の『不作為』を糾す! 」

『諸君!』 2002年3月号 牛を狂わせ人を惑わせた罪と罰 アメリカは同じ危機にどう対応したか? 日本流行政の代償を払わされる酪農家の怒りの声を聞け 「木で鼻をくくるという表現がありますが、そのとおりの回答です。私たち農家の質問にはなにも答えていない。自らの責任は認めない。私らの要求は全て無視。話にならないというのはこのことです」 雪の北海道の笛木真一氏(51歳)から怒りの電話があった…

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2002.01.28 (月)

「 倫理を失った雪印は解散せよ 心ある社員で新たに出直せ 」

『週刊ダイヤモンド』 2002年2月2日号 オピニオン縦横無尽 431回 文化は生き残るが文明は死ぬ。文明とともにそれが培った心性も死ぬ。雪印乳業の子会社、雪印食品が豪州産の輸入牛肉を国産の牛肉と偽って、国の牛肉在庫緊急保管対策事業から1460万円を騙し取っていたとの報道がそんな思いを抱かせる。 江戸時代の文明が生きていた明治初期に日本を訪れた英国の女性旅行家イザベラ・バードが、日本人の倫理…

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2002.01.17 (木)

「 アマチュアとプロフェッショナル 」

『週刊新潮』 2002年1月24日号 日本ルネッサンス 第3回 「世の中、一体どうなっているのか」 1月8日に退職した農水省事務次官の熊沢英昭氏の退職金が8874万円だときいて、大手酪農家の青年が憤った。 肉骨粉入りの配合飼料を与えたというので彼の牧場は約250頭の乳牛を殺処分にしなければならない。 「状況によっては自殺するほどの大損害」というほどの苦しみは、農水省、なかんずく、熊沢氏の無…

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2002.01.10 (木)

「 母牛の目の警告 」

『週刊新潮』 2002年1月17日号 日本ルネッサンス 第2回 それはたじろがずにはいられない目だった。突き放した冷ややかな視線。“なにもわかっていないクセに”とでもいうかのような寄せつけない目の表情。牛舎でお産を済ませたばかりの母牛の寝床には産褥(さんじょく)の跡が残っていた。思わず立ちどまった私の背後から“きつい目だなあ”という酪農家の青年の声が聞こえてきた。 昨年12月、農水省は全国1…

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