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「 亡命チベット人が暮らすダラムサラの静かな闇の中で 」

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2011.10.15 (土)

「 亡命チベット人が暮らすダラムサラの静かな闇の中で 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年10月15日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 907 インド北部のヒマーチャル・プラデシュ州のダラムサラは、美しい自然に慣れている日本人の私にも、人間と自然が混然一体となってつくり出す精神世界の美を強く印象づけた。 チベット亡命政府のあるダラムサラは標高2,000メートルの高地である。インドへの出張と合わせて4泊5日の旅程だったため、ダライ・ラマ…

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2011.10.08 (土)

「 ダライ・ラマ法王14世に聞いたチベット亡命政府の民主主義 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年10月8日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 906 9月19日から約1週間、シンクタンク「国家基本問題研究所」代表団とともにインドおよびダラムサラのチベット亡命政府を訪ねた。デリーではネルー首相が創設した伝統あるシンクタンク「世界問題評議会」で日印合同セミナーを開催し、日本からは安倍晋三元首相をはじめとする自民・民主超党派議員団が同行した。 イン…

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2011.10.06 (木)

「 チベット亡命政府、新首相の抱負 」

『週刊新潮』 2011年10月6日号 日本ルネッサンス 第479回 9月22日から、シンクタンク『国家基本問題研究所』(国基研)のプロジェクトで、チベット亡命政府をインド北部のヒマーチャル・プラデシュ州に訪ねた。国基研とインドの最も伝統あるシンクタンク『世界問題評議会』共催の日印交流計画で訪印した自民党の下村博文、山谷えり子両氏も同行した。 デリー空港から1時間でダラムサラに着く。トヨタの四輪…

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2011.09.24 (土)

今も続く中国のチベット人への凄まじい拷問と弾圧

『週刊ダイヤモンド』   2011年9月24日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 904 〈故郷のほうを向いて/短い真実の歌を歌うよ/風よ、私たちに気づいたなら/この歌を故郷に運んでおくれ/つらい思いをしている父よ、母よ、どうか悲しまないで/再会の日はきっと巡りくる〉 これは、ダプチ刑務所にとらわれていたチベットの尼僧14人が獄中で秘かに歌った多くの歌の一つである。彼女らが録音したテ…

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2011.09.01 (木)

「 一層激化する中国のウイグル弾圧 」

『週刊新潮』 2011年9月1日号 日本ルネッサンス 第474回 当局の発表で197人が、亡命ウイグル人組織、世界ウイグル会議の発表で1,000人から最大3,000人が殺害された新疆ウイグル自治区の暴動から2年余りが過ぎた。以来中国政府は6万台ともいわれる夥しい数の監視カメラを設置し、首都ウルムチ市内での人の動きをほぼ完璧にとらえる監視体制を整備した。 中国政府の狙いは、ウイグル人の非ウイ…

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2011.08.18 (木)

「 南シナ海、中国が分断するASEANの団結 」

『週刊新潮』 2011年8月11・18日号 日本ルネッサンス 第472回 覇権争いの熱い舞台、南シナ海では、東南アジア諸国連合(ASEAN)が中国の軍事的脅威と経済的牽引の両軸間で揺れ続け、当の中国は南シナ海の内海化に向けて、着実に歩を進めつつある。 杏林大学名誉教授の田久保忠衛氏が警告する。 「昨年、団結したかに見えたASEANが切り崩されつつあります。とりわけ中国のベトナム及びインドネ…

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2011.07.28 (木)

「 中国が影を落とす台湾総統選挙 」

『週刊新潮』 2011年7月28日号 日本ルネッサンス 第470回 台湾政界は、半年後に迫った総統選挙を前に、熱い戦いの真っ只中だ。政権与党の国民党は早々と現職の馬英九氏を総統候補に、呉敦義行政院長(首相)を副総統候補に決定した。政権奪還を目指す民主進歩党は、総統候補の蔡英文主席を中心に、副総統候補と対中政策を8月に開催予定の党大会で発表する。 台湾は世界一の親日国である。その国の行方に日…

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2011.07.14 (木)

特集「 国防費を超える予算で『中国共産党』の異民族弾圧 」

『週刊新潮』 2011年7月14日号 日本ルネッサンス 第468回 拡大版 7月1日、創立90周年を祝った中国共産党は、軍事力と経済力に裏打ちされた政治、外交を展開する大国を築き上げた。しかし、その90年の歴史で、彼らは国民を幸福にしてきたか、大いに疑問である。 中国経済は、全国民の0・4%(500万人)が国民所得の70%を占有する異常な富の偏在を生み出し、格差は年毎に拡大した。一党支配の下…

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2011.06.23 (木)

「 アジアに充満する中国脅威論 」

『週刊新潮』 2011年6月23日号 日本ルネッサンス 第465回 6月5日までの3日間、シンガポールで開催されたアジア安全保障会議は、アジア、ユーラシアで先鋭化するであろう米中の対立関係を浮き彫りにした。そこに見えたのは、中国に対する怖れが強い警戒心となって、米国接近を加速するアジア諸国の姿でもあった。 30ヵ国以上の防衛閣僚らが出席する同会議は英国の国際戦略研究所(IISS)が主催し、そ…

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2011.05.28 (土)

「 相互主義が成り立たない中国に国土を買われるままにしておくのか 」

『週刊ダイヤモンド』   2011年5月28日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 888 5月13日、中国政府が都心の一等地、約5,677平方メートル(約1,720坪)を一般競争入札で落札していたことが判明した。衆議院外務委員会で自民党の小野寺五典議員の質問に松本剛明外相は「適法に取得したことに反対する理由はない」と答えたが、はたしてこの種の近視眼的対応でよいのか。 中国政府が入手…

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