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「台湾の野党党首が危機を訴える台中経済協力の“罠”」

中国・領海」の検索結果: 224
2009.03.28 (土)

「台湾の野党党首が危機を訴える台中経済協力の“罠”」

『週刊ダイヤモンド』   2009年3月28日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 782 台湾の野党民主進歩党の主席、蔡英文氏は40代、歯切れがよいうえにきわめて論理的な女性だ。 17日早朝に行われた記者会見では、今民進党の党首として高い支持を受け、台湾の将来の指導者となる可能性もある蔡氏の発言に注目が集まった。前主席で総統だった陳水扁氏が掲げた台湾独立路線を維持するのかとの彼女へ…

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2009.03.05 (木)

「海の防衛に海保・海自を強化せよ」

『週刊新潮』’09年3月5日号 日本ルネッサンス 第352回 日本は、38万平方キロの領土面積を基準にすれば世界で61位だが、領海と排他的経済水域(EEZ)を足せば447万平方キロ、世界第6位の海洋大国だ。広大で豊かな海の存分な活用が、日本の未来の安全と繁栄に欠かせない。だが、その海を中国が猛烈に侵しつつある。 昨年12月8日、中国海洋調査船2隻が、尖閣諸島に3.5キロまで迫った。この明白な…

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2009.02.21 (土)

「『暗黒牢獄』への投獄が続く中国 日本は中国国民を支える発言を強めよ」

『週刊ダイヤモンド』   2009年2月21日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 777 スイスのジュネーブに本部を置く国連人権理事会で、二月九日、中国の人権弾圧問題が集中的に取り上げられた。「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」紙が伝えたところによると、中国人の証人が次々と体験を語っている。 銀行員の46歳の男性は、家を奪われそうになり地元役場に訴えたが解決されず、北京の…

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2009.02.07 (土)

「自公連立で力を失った自民党 麻生首相は本来の価値観に戻れ」

『週刊ダイヤモンド』   2009年2月7日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 775 1月25日、大相撲初場所で権太坊主の印象がぬぐえない朝青龍関が優勝した。麻生太郎首相が土俵に上がり内閣総理大臣杯の賞状を授与し、「やっぱり横綱は強くなくちゃ」と加えた。 誰の胸にも、かつて小泉純一郎元首相が貴乃花関に賞状を渡したときの鮮やかな場面が甦ったはずだ。だが、現首相、元首相の言葉の違いは大き…

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2009.01.31 (土)

「オバマ大統領の就任演説は期待はずれ 対日政策と環境政策に多大な懸念」

『週刊ダイヤモンド』   2009年1月31日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 774 1月21日午前2時(日本時間)のバラク・オバマ米国新大統領の就任演説は期待はずれだった。メディアでは米国も日本も、新大統領への期待値を高めるばかりの報道が目立ったが、大統領のメッセージにはその熱狂に応えるだけの大戦略も力強さも欠けていた。 新政権の評価は、まず、100日間、仕事をする…

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2009.01.15 (木)

「日中戦争、日本より中国に戦意」

『週刊新潮』’09年1月15日号 日本ルネッサンス 第345回 日本の政治的不安定を嘲笑するかのように、中国政府は、1月4日東シナ海のガス田「樫」(中国名・天外天)の掘削は「中国固有の主権の行使」と宣言した。また、昨年末には、東シナ海においては「実効支配」こそ必要で、「今後、同海域の管轄を強化する」と発表した。 いま、どんな強硬策をとっても、政治的混乱の続く日本は手も足も出せないと、中国政府…

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2009.01.10 (土)

「兵力の支えなき外交では正しい主張も敗北を免れない」

週刊ダイヤモンド』   2008年1月10日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 771 2009年は日本にとって覚悟の年になる。日本の浮沈をかけた懸命の改革が必要な年だ。まともな独立国として、まともな外交政策を推進できない場合に日本が直面する事態を、潮匡人氏が『やがて日本は世界で「80番目」の国に堕ちる』(PHP研究所)にまとめた。 元航空自衛隊員の氏の、具体例に支えられた分析には強…

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2008.12.20 (土)

「対日強硬策の中国と緊密化する米国 日本は傍観していてはいけない」

『週刊ダイヤモンド』   2008年12月20日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 769 米国ではオバマ新政権の誕生を前に、すでに新しいアジア政策が進行中だ。その特徴は際立つ親中国政策である。有力シンクタンクの一つ、ピーターソン国際経済研究所所長のバーグステン氏は、先進八ヵ国首脳会議(G8)に代わって米中が二ヵ国会議(G2)を主催し、世界の重要事を決めるべきだと主張する。バーグステン氏…

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2008.11.29 (土)

「自民、民主の矮小な政局争いで持てる力と好機を生かせない日本」

『週刊ダイヤモンド』   2008年11月29日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 766 今、国際社会は“100年に一度”の金融危機への対処に奔走している。比較的傷が浅い日本は、国際社会の危機打開に大きな力を発揮して、その力をもって、発言力と存在感を高める好機である。 といっても、貿易立国の日本は、海外需要の冷え込みで輸出が減少し、その負の影響を受けるのは当然だ。傷は比較的浅いとい…

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2008.11.27 (木)

「韓国の危機、中国が支配確立か」

『週刊新潮』’08年11月27日号 日本ルネッサンス 第339回 11月14、15日、ワシントンで開催された主要20ヵ国による緊急首脳会議(金融サミット)に併行して、日中韓財務相会合が開かれた。3ヵ国は、金融危機に際して互いに外貨を融通し合う「通貨交換協定」(通称チェンマイ協定)の支援枠を拡大することで意見が一致した。 チェンマイ協定は97年から98年にかけて起きたアジア通貨危機を教訓として…

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