「 福島第一原発の「吉田証言」で「朝日」と「産経」が全面対立 」
『週刊ダイヤモンド』 2014年8月30日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1048 3・11で福島第1原子力発電所所長として過酷な現場を指揮した吉田昌郎氏の調書をめぐって、「朝日新聞」と「産経新聞」が正反対の報道をした。「朝日」は5月20日、「所長命令に違反 原発撤退」の大見出しで、「所員の9割に当たる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、10キロメートル南の福島第2原発へ撤…
「 不都合な史実に向き合わない『朝日新聞』は廃刊せよ 」
『週刊新潮』 2014年8月28日号 日本ルネッサンス 第619回 8月5、6日の紙面で、「朝日新聞」は吉田清治氏(故人)の「慰安婦強制連行」の証言を虚偽とし、関連記事を取り消すと発表した。 世紀の大誤報を報じた朝日の紙面から伝わってきたのは、しかし、反省なき自己弁護だった。5日の1面、「慰安婦問題の本質直視を」と題した杉浦信之編集担当の主張が、朝日の利己的視点を余すところなく伝えて…
「 慰安婦報道を22年放置した朝日新聞は廃刊し謝罪すべし 」
『週刊ダイヤモンド』 2014年8月23日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1047 8月5、6両日、「朝日新聞」が自社の慰安婦報道を検証し、報道の一部は虚偽だったとして、記事を取り消す旨を発表した。日本軍や政府が女性たちを強制連行したという慰安婦報道のいわば旗振り役だった「朝日」の検証はしかし、極めて不十分で責任逃れの感を否めない。 「朝日」の主張を支えてきた柱の…
「 「反原発」元国会事故調委員の非常識 」
『週刊新潮』 2014年8月14・21日号 日本ルネッサンス 第618回 3・11から4度目の暑い夏のいま、福島第1原子力発電所(1F)の事故原因に関して、専門家の結論は明らかだ。5月14日、政府、日本原子力学会の事故調査委員会(事故調)、日本機械学会などの代表者が参加した日本学術会議主催のシンポジウムで、元国会事故調委員の田中三彦氏を除く全員が、事故は地震による配管破断ではなく、津波によ…
「 どこか焦点がずれている安倍政権の女性・少子化対策 」
『週刊ダイヤモンド』 2014年8月9・16日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1046 安全保障・外交政策などでは安倍政権を高く評価するが、家族の捉え方、女性の役割の評価の仕方については、疑問を抱く。 ・指導的地位に占める女性の割合を2020年までに3割以上に増やす。 ・配偶者控除を見直す。 ・少子高齢化を克服して、50年後に人口1億人を維持する。 ・…
「 不都合な真実に頬かぶりする朝日 」
『週刊新潮』 2014年8月7日号 日本ルネッサンス 第617回 「朝日新聞」の綱領には「不偏不党の地に立って言論の自由を貫き」、「正義人道に基いて国民の幸福に献身し」、「真実を公正敏速に報道」するなどの美しい言葉が並んでいる。 だが同紙の慰安婦報道を検証すれば、綱領は誇大広告の域を超えた虚偽声明に思える。朝日が「国民の幸福に献身し」、「真実を公正敏速に報道」した事例はどこにあるのか…
番組出演のお知らせ(2014年8月5日)
平成26年8月5日(火)20時~21時55分 BSフジ「PRIME NEWS」に生出演します。 外交問題です。是非ご覧ください。…
「 国際社会への理解深めるため必要な比較文化史からの視点 」
『週刊ダイヤモンド』 2014年8月2日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1045 「空気を読むな」「真珠湾攻撃は武士道にかなったものだった」「言うべきことは言わなければならない」 ハッと胸に突き刺さる言葉で、平川祐弘(ひらかわ・すけひろ)氏は日本人の覚醒を促す。氏の著書『日本人に生まれて、まあよかった』(新潮新書)は、比較文化史の大家が平易な表現で物した日本人のための…