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「 クリントン国務長官の退任後懸念されるオバマ政権の中国政策 」

2012年11月」の検索結果: 99
2012.11.17 (土)

「 クリントン国務長官の退任後懸念されるオバマ政権の中国政策 」

『週刊ダイヤモンド』 2012年11月17日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 961  2期目のオバマ政権の最重要課題の一つが、領土拡張の野望を隠さず、米国に挑む中国への向き合い方である。とりわけ注目すべきはクリントン国務長官が言葉通り来年1月に退任する場合のオバマ政権の中国政策である。 中国の習近平新体制の目指すところは依然として不明瞭だ。9月に突然、習氏が約2週間にわた…

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2012.11.15 (木)

「 国会議員が初めて法王を迎える 」

『週刊新潮』 2012年11月15日号 日本ルネッサンス 第534回 「日本の政治家として、ここはきちんとやろう」  長年チベット問題に関わってきた民主党の牧野聖修氏が発言すると、自民党の下村博文氏が応えた。 「チベット仏教を守り通して世界の尊敬を集めている法王を、堂々とお迎えするのが真っ当な国としての作法だ。私たちは今年4月にロブサン・センゲ首相を91名の議員でお迎えした…

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2012.11.10 (土)

「 農地集約で競争力が増すコメ TPP参加で市場拡大を 」

『週刊ダイヤモンド』   2012年11月10日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 960 過日、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関して、農業を営む木内博一氏の話を聞いたが、驚きだった。ちなみに氏は農事組合法人和郷園の代表理事である。和郷園は「和を育み、郷土を愛し、園芸を志す」という標語から命名された。 野菜の産直組織から始めて21年目の今年、和郷園には92軒の農家…

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2012.11.08 (木)

「 憲法改正、保守は大同につけ 」

『週刊新潮』 2012年11月8日号 日本ルネッサンス 第533回 「命あるうちに最後のご奉公をしたい」 80歳の石原慎太郎東京都知事が辞任記者会見で吐露した想いは、私にもよくわかる。日本に充満する閉塞感を氏はこう表現した。 「明治以来の中央集権、官僚制度をもう1回シャッフルしたい」「この国にはバランスシートがない。国の会計をなぜ複式簿記にしない」「ゆとり教育が学力を落とした。…

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2012.11.03 (土)

「 人材を多数輩出した会津藩 歴史と価値観を伝えた教育 」

『週刊ダイヤモンド』   2012年11月3日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 959 今年書き進めてきた著作の一つが、会津人の物語だ。苛酷な戊辰の役を戦った会津人の群像の足跡を辿れば、自ずと心は粛然となる。賊軍とされ死よりも辛かったであろう人生を、なぜ、彼らはあのように私心なく公と大義のために生きることができたのか。 答えが教育にあるのは明らかで、会津教育の神髄を形にした…

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2012.11.01 (木)

「 鳩山氏、最高顧問に返り咲きの仰天 」

『週刊新潮』 2012年11月1日号 日本ルネッサンス 第532回 民主党の政策や人事に論理の破綻や一貫性の欠如はいつものことで、もはや大概のことには驚かないつもりだった。しかし、またもや驚いた。鳩山由紀夫元首相が党最高顧問に復帰して外交を担当するそうだ。 氏は首相就任直後から、現在の日本にとって最重要の日米関係を根幹から揺るがし、中国、ロシア、韓国による領土侵略の動きを促す…

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2012.10.27 (土)

「 私がインターネットテレビで週1回のニュース配信を始める理由 」

『週刊ダイヤモンド』 2012年10月27日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 958  この10月26日、金曜日から週1回のインターネットテレビを始める。現在も原稿はすべて手書きの私がなぜそんなことに挑戦するのか。 私はかつて、日本テレビで「きょうの出来事」という夜のニュース番組のキャスターを務めていた。キャスターがアンカーパーソンと呼ばれていた草分けの時代にテレビ報道の第…

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2012.10.25 (木)

「 いまこそ直視せよ、人民解放軍の光と影 」

『週刊新潮』 2012年10月25日号 日本ルネッサンス 第531回 10月14日、海上自衛隊の観艦式で野田佳彦首相が行った訓示には勢いがある。首相は「海洋国家・日本の『礎』である海。我が国最大のフロンティアである海。我が国の海を守るという諸君の職責は日本人の存在の基盤そのものを守ることに他なりません」と語り、「我が国をめぐる安全保障環境はかつてなく厳しさを増している」と強調、海自…

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2012.10.20 (土)

「 有事の真っ只中のいま なぜ防衛予算の削減か 」

『週刊ダイヤモンド』   2012年10月20日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 957 野田佳彦首相の頬がぷっくり膨らんでいる。元々丸い体形ではあったが、他の国家指導者の就任1年或いは2年後の体形や外見と比べると、そこには大きな違いがある。小泉純一郎氏は就任1年もすると髪の白さが目立ち始めた。痩せ型の人がさらに痩せたことは、頬の肉がこそげ落ち、頬骨がさらに高くなったこと…

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2012.10.18 (木)

「 尖閣の危機、防衛予算を大幅増額せよ 」

『週刊新潮』 2012年10月18日号 日本ルネッサンス 第530回 野田佳彦首相は尖閣諸島の「平穏かつ安定的な維持管理を継続する」ために国有化に踏み切った。それから約ひと月、目的はどれだけ達成されたか。状況はむしろ後退し、9月11日の国有化以降、中国公船の領海侵犯が日常化しつつある。 まず、9月14日朝には中国国家海洋局所属の海洋監視船「海監」6隻が領海に侵入、午後1時20分頃まで…

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