櫻井よしこ オフィシャルサイト https://yoshiko-sakurai.jp/

「 “保有”するが“行使”できない集団的自衛権 この呪縛を即刻解き放て 」

2001年10月」の検索結果: 8
2001.10.29 (月)

「 “保有”するが“行使”できない集団的自衛権 この呪縛を即刻解き放て 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年11月3日号 オピニオン縦横無尽 第419回 佐瀬昌盛氏の『集団的自衛権』(PHP研究所)が非常におもしろい。米国へのテロ攻撃に対処するため、日本は新法をつくり、新法を根拠として自衛隊を派遣することになったが、本来なら自衛隊は集団的自衛権に基づいて派遣されるべきものだ。   だが周知のように、日本国政府の集団的自衛権についての憲法解釈は「主権国家である我が国が国…

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2001.10.22 (月)

「 テロ対策法は日本の国家戦略 党利を優先させる愚を改めよ 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年10月27日号 オピニオン縦横無尽 第418回 テロ対策特別措置法案をめぐって自民党と民主党の話合いが決裂したのは、大方の予想を裏切るものだった。同法案は、日本がどんなかたちでテロリストとの戦いに加わっていくのかを決定するものだ。 自衛隊派遣の国会への報告・承認は防衛庁長官が自衛隊に活動実施を命じた日から20日以内でよい、事後でよいとする自民党案に対し、民主党…

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「 『詐欺師紛い』官僚のレトリックに騙されるな投入資金年間40兆円!特殊法人のツケは国民に回ってくる 」

『PRESIDENT』 2001年11月12日号 聖域なき構造改革を掲げる 小泉政権は 廃止・民営化を軸に 特殊法人改革を進めている。 官僚たちは、既得権益を守るため、 巻き返しに必死だ。 特殊法人は彼らが自由に使える 財源であり、退職後の天下り先だ。 私利のために無駄な事業が 繰り返され、知らぬ間に 国民の血税や資産が消えていく。 日本の地盤沈下の元凶である 特殊法人に寄生する官僚たちの 騙…

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2001.10.15 (月)

「 狂牛病の感染経路不明のまま安全宣言狙う農水省の欺瞞 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年10月20日号 オピニオン縦横無尽 第417回 日本の狂牛病はいったいどこからやってきたのか。 9月10日に明らかになった千葉県白井市の狂牛病の乳牛は、北海道佐呂間町の農場から出荷されていた。が、双方の畜産農家は、牛には肉骨粉を与えてはいないと説明している。特に千葉県の酪農家は、自分のところでは感染源とされている肉骨粉は使用していないと強調したうえで、なぜ、自…

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2001.10.10 (水)

「 『議員立法提出(10月10日)』に注目せよ!1票の格差是正で日本はガラリと変わる 」

『SAPIO』 2001年10月24日号 緊急提言 「構造改革」も「利益誘導政治消滅」もここから始まる 対談:すぎやまこういち氏(作曲家・「一票の格差を考える会」代表) 民主主義の基本はすべての権利が平等に与えられることである。にもかかわらず、日本では民主主義の基本となる選挙制度に大きな問題点がある。1票の価値が地方と都市とで大きな差が生まれているのだ(※1)。この矛盾について根本的な解決…

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2001.10.06 (土)

「 小泉首相に難民支援策と集団的自衛権の問題整理と解決策望む 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年10月13日号 オピニオン縦横無尽 第416回 10月2日にブレア英首相が労働党大会で行なった演説は、すばらしかった。BBCなどが中継したが、まさに政治は言葉、言葉は信念だと示していた。40分あまりの演説のなかで、ブレア首相はタリバン政権に対し、ビン・ラディンの引渡しを要求、身柄引渡しか政権の引渡しかと迫ったうえで、テロリストとは交渉しない、テロリストの行動の意…

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2001.10.01 (月)

「 米国同時多発テロに対する報復不要論にみる非合理性 」

『週刊ダイヤモンド』 2001年10月6日号 オピニオン縦横無尽 第415回 米国に対する同時テロ攻撃への日本側の反応にはきわめておかしなものが目立つ。具体例は多々あるが、9月22日付の「朝日新聞」14、15両面が1例である。 徳島大助教授の饗場(あいば)和彦氏は「テロ生まぬ構造こそが必要」というタイトルで、このテロ攻撃を「やっぱり」と感じたと書いている。氏はその理由として「米国のアフガニス…

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「決断力ない日本、恥ずかしい限り」

『日経ビジネス』 2001年10月1日号 このテロ事件が起きた日、私はちょうど取材で生まれ故郷のベトナムに着いたところでした。日本のNHKを含めて、米、英、仏など各国の番組が同時中継で入ってきます。テロ関連のニュースの洪水の中でチャンネルを次々と変えました。その中でやはりというか、日本が際立って異質だとつくづく感じました。 小泉首相自身の登場が遅い 例えば、テロ勃発後、すぐにブレア英首相…

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