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「 最新技術が払拭、小泉元首相の憂慮 」

東日本大震災」の検索結果: 36
2013.11.28 (木)

「 最新技術が払拭、小泉元首相の憂慮 」

『週刊新潮』 2013年11月28日号 日本ルネッサンス 第584回 「原発は即ゼロがいい」「核燃料サイクルもいま、やめたほうがいい」 11月12日、日本記者クラブで小泉純一郎元首相はこう語った。氏の主張の最大の根拠は核廃棄物の最終処分場がないという点だ。本当にそうか。世界の実情も併せて見てみよう。 使用済み核燃料を含む放射性廃棄物には低レベル、中レベルから高レベルのものま…

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2013.11.14 (木)

「 福島被災地に新しい町は出来るか 」 

『週刊新潮』 2013年11月14日号 日本ルネッサンス 第582回 福島の被災地に新しい町づくりの希望が生まれた。 NPO法人ハッピーロードネット(HRN)の人たちが企画する「夢の町」構想である。同構想のモデルは北海道大学の奈良林直教授が紹介したスラブチッチという町である。スラブチッチはチェルノブイリ原発から50キロの地点に、事故後、わずか1年8ヵ月で完成した「子供のための夢の町」…

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2013.06.27 (木)

「 福島復興への真の支援とは 」

『週刊新潮』 2013年6月27日号 日本ルネッサンス 第563回 3・11の原発事故でいまも古里に戻れない福島県浪江町の人々1万4,000人が、町主導で東京電力に月額1人当たり35万円の補償を求めることが明らかになった。「年齢、性別、健康状態、生活環境、避難の経過」などに関わりなく、町民が受けた精神的苦痛に対して一律35万円の要求である。 いま、双葉郡8町村の避難生活者には、広野町…

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2013.03.16 (土)

「 自然に親しんできた生活を守りつつ数百年に一度の大災害に対処したい 」

『週刊ダイヤモンド』   2013年3月16日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 977 東日本大震災から2年になる。この間、復旧復興はどれほど進んだかといえば、極めて遅い速度である。典型的なのががれき処理である。昨年12月時点で、岩手、宮城、福島3県の平均で33・6%しか処理されていない。 これは一にも二にも、政治の責任である。例えば新潟県の泉田裕彦知事は、柏崎、三条両市が…

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2013.03.02 (土)

「 チェルノブイリに学ばなかった民主党首脳部にこそ責任がある 」

『週刊ダイヤモンド』   2013年3月5日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 975 福島県相馬市で2011年6月、酪農業の菅野重清さん(当時54歳)が「原発さえなければ」と書き残して自殺した。今年2月20日、妻のバネッサさん(34歳)が、東京電力に慰謝料など1億1,000万円を求めて東京地方裁判所に提訴すると発表、同日夜の「報道ステーション」で古舘伊知郎氏は、菅野さんは搾っ…

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2013.02.14 (木)

「 福島第二原発を守った本当の英雄達 」

『週刊新潮』 2013年2月14日号 日本ルネッサンス 第545回 過日、3・11の大震災と大津波にも生き残った東京電力福島第二原子力発電所(以下2F)を訪れた。2Fには1号機から4号機まで各々110万キロワット、計440万キロワット出力の原発があり、2011年3月11日当日は全てがフル稼働していた。第一原子力発電所(以下1F)では1号機から6号機の内、4~6号機は停止中で、1~3号機の総…

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2012.12.20 (木)

「 福島復興を妨げる『1ミリシーベルト神話』 」

『週刊新潮』 2012年12月20日号 日本ルネッサンス 第539回 民主党政治の3年余を問う12月16日の衆議院選挙を目前にして、福島は依然として苦しんでいる。3・11から1年と9ヵ月、福島第一原発(F1)の立地する双葉町、隣の浪江町と富岡町はいずれもまだ大部分が警戒区域であり、一時帰宅は可能だが、誰も住んでいない。大熊町は10日に警戒区域が解除されたが、中心部は依然として立入禁止で…

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2012.09.15 (土)

「 生活インフラの整備が全く進まず住民が戻れない福島原発警戒区域 」

『週刊ダイヤモンド』 2012年9月15日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 952  8月末、福島第一原子力発電所(F1)事故の後遺症に苦しむ市町村を取材した。F1から20キロメートル以上離れた広野町を手始めに、海岸沿いに、8月10日まで警戒区域に指定されていた楢葉町を抜け、現在も警戒区域の富岡町、大熊町、双葉町、浪江町とたどって南相馬市まで、1日かけて見てきた。NPO法人「ハッピー…

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2012.08.18 (土)

「 原発事故後の対策の拙劣さが感情論を高めてしまっている 」

『週刊ダイヤモンド』 2012年8月11・18日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 948 2020年に原子力発電の割合をどの水準に定めるべきかについて国民の意見を聞く聴取会が8月1日、福島県で開かれた。意見を述べた30人のうち28人が、30年かそれ以前に、原発をゼロにするよう求めた。 「自分たちのような故郷を失って行き所のない人をもう、出さないでください」と訴えた男性をはじめ、どの…

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2012.06.28 (木)

「 福島で世論に迎合する民主党 」

『週刊新潮』 2012年6月28日号 日本ルネッサンス 第515回 週末、福島県郡山市で、小中学生の子供をもつお父さんやお母さん方約180人と「放射能」について語り合う会に行ってきた。主催はNPO法人ハッピーロードネット(HRN)である。会場の県農業総合センターは東京ドーム12個分の広々とした敷地にあった。高い天井にも、床にも、県産欅(けやき)の木材をふんだんに用い、壁の殆どがガラス面の建物は…

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