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「 派閥政治の終焉で原点復帰 小選挙区制での自民・民主両党の政策論争に期待 」

2003年09月」の検索結果: 9
2003.09.29 (月)

「 派閥政治の終焉で原点復帰 小選挙区制での自民・民主両党の政策論争に期待 」

『週刊ダイヤモンド』 2003年10月4日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 512回 「派閥の崩壊」と形容された9月20日の自民党総裁選挙で、“鉄の団結”橋本派の藤井孝男氏は、小泉純一郎首相に大差で敗れ、手勢15人の弱小派閥の高村正彦氏とほとんど同数の国会議員票しか得られなかった。 “重鎮”野中広務氏が挑んだ反小泉の戦いは、氏が身を捨ててもひと捌(は)けほどの影響も及ぼせず、首相の…

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2003.09.25 (木)

「 ブレアvs BBC 戦いの顛末 」

『週刊新潮』 2003年10月2日号 日本ルネッサンス 第86回 英国政府とBBCの争いは、BBCのアンドリュー・ギリガン記者が、報道には一連の誤りがあったと認めたことで、拍子抜けするような結末をみせた。9月17日の独立司法調査委員会で、同記者は「舌が滑って」不正確な報道をしたと述べたのだ。 今年3月20日に米英軍がイラク攻撃を開始して以来、戦争報道で最も冷静に、かつ自社の特派員を現地イラ…

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2003.09.22 (月)

「 ブッシュの窮状に付け込む中国の思惑、加速する米中接近と日本の立場 」

『週刊ダイヤモンド』 2003年9月27日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 511回 ブッシュ政権の世界戦略が大きく変わりつつある。2001年9・11のテロ攻撃以来、米国の敵は、テロとそれを支援する国々となった。主たる敵がテロリズムになったとき、米国の対中国政策も大きく変わり、米中接近が始まった。両国の接近は、日米同盟関係にも少なからぬ影響を及ぼしかねない。 米中接近が目に見えるか…

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2003.09.20 (土)

「 農水省が隠したいBSEの感染源 」

『週刊新潮』 2003年9月25日号 日本ルネッサンス 第85回 8月28日、農林水産省のBSE(牛海綿状脳症)疫学検討チームはBSEの感染源及び感染経路の可能性として、7つの仮説を発表した。同チームは再発防止策を盛り込み、今月中にも報告書を作成する予定だ。 検討チームが列挙した7つの原因の内、4つまでが肉骨粉に関連した内容だ。生まれたばかりの子牛に与えられる代用乳及び配合飼料に入っていた動…

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2003.09.13 (土)

「 官僚の悪知恵いまだ“健在” 独立行政法人トップの大半が天下りという実態を見よ 」

『週刊ダイヤモンド』 2003年9月20日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 510回 選挙で選ばれた国民の代表である政治家が改革を叫んでも、この国は変わらない。国民の代表でもない官僚機構が居座り、お手盛りで自らの利益を計ることに異常な執着を見せるからだ。 9月7日の「毎日新聞」の報道はその一例である。小泉純一郎首相の目玉政策である特殊法人改革で、廃止される特殊法人に替えて10月に発…

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2003.09.11 (木)

「 歴史に学べ、拉致問題の解決 」

『週刊新潮』 2003年9月18日号 日本ルネッサンス 第84回 日朝交渉の現状から、約80年も前のワシントン会議を連想させられる。 北朝鮮をめぐって8月末に開かれた北京での6カ国協議と日本を標的として開かれた1921年11月のワシントン会議には、共通点がある。ターゲットの国を包囲して追い込んでいく米国の外交戦略である。 振り返れば米国の提唱したワシントン会議は日米英仏伊の5カ国を主要メン…

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2003.09.08 (月)

「 政党を超えた共通点 “改革志向”支持が示した埼玉県知事選挙の重み 」

『週刊ダイヤモンド』 2003年9月13日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 509回 変化は目に見えて、地方から起きている。あらためてそう感じるのは、8月31日の埼玉県知事選挙の結果からである。 “土建王国”といわれたあの埼玉県で、民主党出身の上田清司氏が圧勝した。80万票を超える得票は、2位の嶋津昭氏の45万票のほぼ倍である。公明党の支持を得た浜田卓二郎氏の21万票、あるいは優秀…

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2003.09.04 (木)

「 拉致全面解決が交渉の前提だ 」

『週刊新潮』 2003年9月11日号 日本ルネッサンス 第83回 北京での3日間にわたる6カ国協議は概ね評価されている。日本にとって、拉致問題を6カ国の場で指摘出来たこと、最終日には北朝鮮側が拉致問題を含めて日朝平壌宣言に則ってひとつひとつ解決していくと述べたことなどが、評価の理由である。 しかし、腑に落ちないことがある。日本政府のなかから拉致問題の部分的解決で幕引きを図る動きが見えてくるか…

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2003.09.01 (月)

「 世界で最も遅れている“理科教育”の惨状を救う検定外教科書の中身の濃さ 」

『週刊ダイヤモンド』 2003年9月6日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 508回 この国の子どもたちの教育で、最も遅れているのは理科教育だといわれる。国語力や数学力の低下を憂い、議論する教師は増えてきたが、理科教育の問題点については、これまで目立つ議論はされてこなかった。 実情を見ると、日本の子どもたちの理科嫌いは、国際調査でも際立っている。それにはしかし、十分な理由がある。なん…

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