「 政府はフジモリ氏受け容れを機に亡命・難民政策を転換せよ 」
『週刊ダイヤモンド』 2000年12月23日号 オピニオン縦横無尽 第377回 ペルーの前大統領、アルベルト・フジモリ氏への日本国政府の処遇を、国際社会が注視している。焦点は、フジモリ氏は日本人か否か。私人か否か。日本政府は政治亡命者や難民を受け容れるのか否かなどである。氏がペルー大統領に就任した1990年、日本人は日本人の顔をした人物の大統領就任を喜んだ。日本人の血を引く人物の成功を国家指導…
「 また始まった農業バラマキのアリ地獄 」
『週刊新潮』 2000年12月21日号 迷走日本の原点 第10回 日本のコメ農政の壮大なる失敗が、今や国民に不当な財政負担を強いているだけでなく、日本外交の基本方針を大きく狂わせている。 去る10月4日に決定された、北朝鮮への50万トンのコメ支援は、一体何を意味するのか。河野洋平外相は、拉致及びミサイル開発問題など、懸案事項の「解決に至る環境整備に役立て」、「自分が全責任を取る」と述べて、5…
「 省庁再編を手がけた橋本氏は“巨人”総務省の監視に注力せよ 」
『週刊ダイヤモンド』 2000年12月16日号 オピニオン縦横無尽 第376回 第2次森改造内閣に橋本龍太郎氏が特命大臣として入閣した。担当は行革と沖縄と北方、いずれも氏が首相として手がけた課題だ。 省庁再編がスタートする1月6日を直前にして、自民党内の紛争もあり、政治の主導性を高めるはずの省庁再編が、まったくその方向に行っていない。本来ならば、森首相がリーダーシップを発揮して、新省庁の幹部…
「 『フロンティア』は目の前にある 」
『Voice』 2001年1月号 竹中平蔵・櫻井よしこ連載対談 目を覚ませ、日本人 第1回 竹中:いよいよ21世紀ですね。新しい時代は、豊かで楽しくて知的な日本の社会のなかに住んでいたいものです。 櫻井:ほんとうに、そう思います。いまの日本は何か、先行き不安の想いのなかにあって、自信をなくしていますから。 竹中:ただ、そうした社会をこれからつくっていくにあたって、もうしばらく暗い時期を我…
「 どこが国民のためか『省庁統合』の欺瞞 」
『週刊新潮』 2000年12月14日号 迷走日本の原点 第9回 橋本政権で決定された省庁再編がいよいよ2001年1月6日から形になる。旗印は政治の主導、縦割り行政の弊害の除去、自己責任、小さな政府などである。22の省庁が1府12省庁に編成しなおされ、スリムになった国家運営の主導性を官僚に代わって、政治家が手にするはずである。 うまく機能すれば省庁再編は力を落とし続けてきた日本の活性化につなが…













